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J2第18節(6月14日)、追加タイムにまさかの失点で横浜とドロー

14・06・18
 コンサドーレ札幌は6月14日にアウエーのニッパツ三ツ沢球技場で19位の横浜FCと対戦。前半に先制を許した札幌だったが、後半、逆転に成功。このまま勝利かと思われた試合終了間際に痛恨の失点を喫し、2−2の引き分け。これで札幌は5勝7敗6分け、勝ち点21、順位は1つ上がり15位となった。

 気温26℃、湿度32%の良コンディションで、試合立ち上がりから札幌がペースを握る。安定したボール運びで試合を優位に進め、ゴールは時間の問題と思われたが、横浜に一瞬の隙を突かれる。

 前半33分、自軍右サイドからゴール前へセンタリングが入ると、横浜FWパク・ソンホに、マークに付いた札幌DFの上から高い打点のヘディングでゴールへ叩きこまれた。

 追いかける札幌は、後半に入り一気の反撃を見せる。まずは後半7分、MF上里のフリーキックからDFパウロンが豪快に合わせ同点。さらに同21分、FW都倉のシュートを横浜GK南がはじいたところをMF荒野が押し込み逆転に成功。

 このまま逃げ切りたい札幌だったが、ハイペースの展開が尾を引いたか、選手の足が止まり出す。

 すると、試合終了間際の追加タイム2分。横浜DFラインからのロングボールをつながれ、FW黒津にペナルティエリアの外でボールが入る。札幌DF陣の寄せが遅れると強烈なミドルシュートで劇的同点ゴール。アウエー観戦に訪れた約500人の札幌サポーターのため息とともに終了のホイッスル。目の前にあった白星と歓喜が一瞬で消え去った。

 次節札幌は6月21日に札幌厚別公園競技場で22位のカターレ富山と対戦する。ゲームの締め方に課題の残った今節。今は攻めるのか守るのか―、統一した意識の欠如が勝利の歯車を狂わした。チームの方向性を決められる大黒柱の登場が待ち遠しい。
編集部