コンサドーレ札幌ピックアップ情報

一覧に戻る

J2第11節(5月3日)、1−2で栃木に敗戦。アウエーの試練続く

14・05・05
 5月3日、栃木県グリーンスタジアムで行われたコンサドーレ札幌対栃木SCのJ2第11節。先制点を奪われた札幌は、FW石井のPKで追いつくも、前半終了間際に直接FKを決められ1−2。そのまま敗戦となり、今季アウエー6戦で4敗目を喫した。

 前節まで1勝1分け3敗と、札幌にとって鬼門のアウエー戦。この試合もその流れは変わらなかった。

 先発メンバーに初出場のMFヘナン、1トップに石井を配置。攻撃の変化を目指した札幌は前半、ボールを自分たちで動かせる時間帯もあった。しかし、攻めきれず前がかりになった時に危険なのはカウンター。

 前半25分、ボールを奪われ、中盤でもあっさりかわされると、スルーパスから最後は元札幌の栃木FW近藤に決められ先制点。残っていた札幌DF3人も横並びでズルズルと後退し、ノープレッシャーだったのもいただけない。

 同点を狙う札幌は、MF河合が強引にミドルシュートを放つ。ドライブ気味のボールを相手GKがはじいたところにMF菊岡が走り込み、後ろから倒されPK獲得。この前半32分のPKを石井が強烈なキックで沈め同点。今季初ゴールで自身のJリーグ通算250試合出場を祝った。

 振り出しに戻し1−1のまま終了かと思われた前半45分。栃木が札幌ゴールに向かってやや右の25m付近でフリーキック獲得。これを栃木FW重松が右足の強烈な無回転キックで直接ゴール。距離、角度、スピードからワールドクラスのFKと言っても過言ではない一撃を食らった。

 後半、札幌はFW都倉、前田、MF砂川と攻撃の選手を連続投入するも、公式記録上のシュートはゼロ。リードした栃木は要所を締め、1−2のスコアも動かず終了。札幌は決定力を語る前に、チーム全体での攻撃が大きな課題となっている。

 次節、札幌は5月6日、ゴールデンウイーク最終戦を札幌ドームでロアッソ熊本と戦かう。今季のホーム戦は3勝2分けと無敗記録更新中。内弁慶となっても勝ち点3にこだわりたい。
編集部