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J2第3節(3月16日)、湘南に力の差を見せられ0−2の完封負け

14・03・19
 コンサドーレ札幌は、3月16日にアウエーのShonan BMWスタジアム平塚で湘南ベルマーレと対戦。湘南のきついプレスに自分たちのサッカーを展開出来ず、前後半それぞれ1点ずつを失った札幌。結局最後までゴールは遠く、完封負けを喫した。

 昨季J1の厳しい舞台で戦ってきた湘南。今季は開幕から2連勝とJ2で実力と存在感をみせている。対する札幌は開幕戦こそ金星を挙げたが、続くホーム開幕戦では攻め込まれながらの引き分けと、チームの勢いに違いがあった。

 試合はその差がはっきりと表れる形となる。札幌はパスを回しながらスペースを突きたいが、湘南のプレスの前に次々と潰され、ボールを前へ運べない。守っても湘南の早い攻撃とロングボールに手を焼き、自陣に押し込められた。

 我慢の時間が続いていた前半39分。札幌左サイドからアーリークロスを入れられると、逆サイドから飛び込んだ湘南FWウェリントンに頭でズドンと合わされ、たまらず失点。0−1で前半終了。

 後半、反撃を狙う札幌だったが、相手のペースが落ちず、主導権は湘南のまま。リズムを変えたい札幌は、先日移籍登録が完了したばかりのFW都倉を投入。持ち味である体の強さを生かしたポストプレーを幾度か見せたが、チーム合流からまだ日も浅く、連携の合わないシーンが目立つ。

 後半19分、またも左サイドからのセンタリングが直接札幌ゴールへ向かい一度はGK金山がセーブ。しかし、こぼれ球をウェリントンにつながれ、最後は湘南FW大槻に押し込まれた。

 攻めるしかない札幌は、交代で入っていたDF前のミドルシュート、終了間際のDF日高のボレーシュートなど惜しい場面もあったが、決め切れず0−2で完敗。開幕3戦目にして初黒星となった。

 次節札幌は3月22日に札幌ドームでギラヴァンツ北九州と対戦する。自分たちの目指すスタイルも大事だが、通用しない相手には別な手段も必要だ。確かにまだ序盤戦だが、上昇気流に乗るためにも結果と勝ち点にこだわりたい。
編集部