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J1第32節(11月17日)、2度のリードも実らず鳥栖に3失点で逆転負け

12・11・22
 コンサドーレ札幌は、11月17日にホームの札幌ドームで7位のサガン鳥栖と対戦。前半ロスタイムにPKで先制点を奪った札幌は、後半同点にされるも、直後に鳥栖を突き放すゴールを決めた。しかし、喜んだのもつかの間、立て続けにゴールを割られ手痛い逆転負けを喫した。

 今季ともにJ1に上がってきた札幌と鳥栖。しかし、その成績はくっきりと明暗が分かれることに。史上最速でのJ2降格と厳しい戦いを強いられた札幌。一方、鳥栖はJ1初挑戦ながら早々と残留を決め、現在ACL出場権も狙える好位置につける。

 その勢いの差がこの試合でも表れた。鳥栖の徹底したロングボールに対し、一瞬の隙から先制点をあげた札幌だったが、後半に入ると次第に足が止まり、こぼれ球を拾えない。それでも、一度は同点に追いつかれたものの、すぐにCKからDF奈良が初ゴールを決め鳥栖を突き放すことに成功。

 このまま逃げ切りたい札幌。しかし、鳥栖の選手はひたむきに走り続け、札幌ゴール前へ執拗にロングボールを入れてくる。ついに、札幌DF陣がこの攻撃に耐えきれなくなり、再び同点弾を許す。

 最後は息の切れた札幌をあざ笑うかの如く、華麗なテクニックで逆転ゴールを決めた鳥栖は余裕の試合運び。気力・体力を削られ続けた札幌に再度鳥栖ゴールに向かう力は残っておらずタイムアップ。結局、2−3で敗戦となった。

 この差は何だったか。鳥栖は単純な攻撃の連続に見えても、ひたむきに走り、実直にプレーし、チーム一丸で勝利を目指す。おそらく札幌の選手たちもその差を身に染みて感じたに違いない。

 次節札幌は、11月24日に札幌ドームでホーム最終戦となる横浜F・マリノスと戦う。

 (写真はいずれも11月17日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)

 上写真/前半42分札幌MF岡本(17番)が中央左から攻め上がるが、鳥栖MF野田(18番)にクリアされる


 上写真/前半追加タイム1分、コンサドーレ札幌はMF古田が倒されて得たPKをMF内村(13番)が慎重に決めて先制


 上写真/後半15分、札幌は中央からMF山本がミドルシュート、鳥栖GK赤星がはじいたボールを走り込んだ札幌MF岡本がシュートするも再び赤星に止められる。岡本は勢い余ってでんぐり返る。左端札幌MF内村(13番)、鳥栖DFキム クナン(5番)


 上写真/後半16分、鳥栖の左CKを札幌GK盡供複横曳屐砲クリアする。鳥栖18番はMF野田、11番はFW豊田、右はMF水沼(8番)


 上写真/後半16分、鳥栖左CKから札幌GK盡供複横曳屐砲クリアしたボールを鳥栖MF水沼(8番)がシュートするも、クロスバーの上を越える。懸命に守る札幌の選手たちは、左からMF岡本(17番)、同古田(15番)、DF奈良(29番)、GK高原(21番)、FW大島(23番)、MF山本(5番)、右端芳賀(18番)


 上写真/後半42分中央からゴール前に突進する札幌FW榊(33番)、左鳥栖MF高橋(28番)、FW岡田(19番)、MF藤田(14番)


 上写真/後半追加タイム2分、ゴール正面からのFKを蹴る前に祈るようなしぐさを見せる札幌MF砂川(8番)と古田(左)、前(右)。砂川のFKはGKの正面で同点ならず


 上写真/後半21分鳥栖の猛攻をGK盡兇抑えた後、札幌の村田達哉コーチと話し合う石崎信弘監督。直後の22分FW池田の同点ゴールを食らう

※石崎監督の試合後のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ札幌公式ホームページ」バナーから、「試合情報ページ」でご覧いただけます。


 上写真/後半26分勝ち越しゴールを決めた鳥栖MF野田(18番)はベンチに飛び込んでもみくちゃ、尹晶煥監督(その左)は「これで、よし」といった表情

サガン鳥栖の尹晶煥監督のコメント
「まず、選手に3連勝を感謝したい。ファンや佐賀県民にもこの感謝の気持ちを伝えたい。みんなが連帯になって戦えている。この試合は、前半に失点して難しい形になったが、後半は自信を持って最後まで戦った結果だと思う。勝ち越し点を入れた野田(隆之介)は、これまで出場機会が少なく、出られないなかでも準備をしていた結果だと思う。残り2試合を頑張りたい。J2から上がったチームでも必ずしも落ちないということと、上位を狙えるということをみんなに教えたい。」  


写真はいずれも石井一弘撮影