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J1開幕前、最後の対外試合は攻撃陣が機能し鳥栖に快勝。

12・03・11
 4年ぶりにJ1の舞台に挑むコンサドーレ札幌。3月10日のジュビロ磐田との開幕戦に照準を合わせ、厳しいキャンプをグアムと熊本で行ってきた。

 キャンプの最終調整として3月3日、鳥栖ベストアメニティスタジアムで、同じくJ1に昇格したサガン鳥栖と練習試合(45分×2本)を行い、主力組が出場した前半は1−0。メンバーを入れ替えた後半は3点を奪い、計4−0で大勝した。

 J1相手のトレーニングマッチを勝利で締めくくった札幌。石崎監督にして天才的と言わしめる、新加入のFW前田が攻撃の起点となり次々とチャンスを演出した。その攻撃陣は様々なタイプの選手が揃い、昨年度よりも攻めのバリエーションが豊富になった。戦いの中で、状況や相手にあった組み合わせも見込めそうだ。

 一方、課題は守備陣の構成。セレッソ大阪へ移籍したCBの山下達也の穴をどう埋めるかがポイント。昨シーズン終盤、ユース所属ながらもレギュラーを奪ったDF奈良が計算できるだけに、センターの連携と相棒が気になるところ。

 第一候補の即戦力として期待されて入ってきたのはオーストラリア代表DFジェイド・ノース。キャンプ序盤は、新しい戦術に戸惑う場面も見せていたが、徐々に戦術を理解すると、周りの選手との連携も向上。この日の試合でも何度か危ない場面を作られはしたが、完封したことは前向きに捉えたい。
編集部