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天皇杯2回戦、水戸に競り負けるも、ユース世代の活躍に光

11・10・11
 10月8日、厚別公園陸上競技場で行われた天皇杯2回戦。コンサドーレ札幌は水戸ホーリーホックと対戦し、延長戦までもつれ込む接戦も、最後は水戸に勝ち越しゴールを決められ2−3と惜敗した。

 昇格を争っているリーグ戦での疲労を考慮し、ユースから5人の現役高校生を登録するなど、大幅に選手を入れ替えて臨んだ札幌。さっそくスタメンには、MF荒野、前、DF奈良の3人が起用され、フレッシュな布陣で臨んだ。

 試合は、経験不足から厳しい展開も覚悟していたが、若い札幌が立ち上がりから試合の主導権を握り、前半は0−0で折り返す。

 後半に入り水戸に先制されるが、札幌がすぐに取り返し勢いに乗ると、こちらもユースで途中出場のFW榊がデビュー戦で嬉しい初ゴールを決めた。しかし、直後に失点し2−2のまま延長戦に突入。すると延長後半、水戸にゴール前の混戦から押し込まれ、2−3で終了。3回戦に進むことはできなかった。

 敗れはしたものの、特にユース世代で先発した荒野、前、奈良、途中出場の榊、DF小山内の5人は気後れすることなく戦い、これからの活躍に期待を抱かせた。

 J1昇格に向けては、残りのリーグ戦はまさに総力戦となる。この日躍動した若い力がチームにプラスアルファの活力を与えてくれそうだ。

 (写真はいずれも10月8日、札幌厚別公園競技場、撮影・石井一弘)


 上写真/前半35分札幌DF奈良(37番)が元日本代表の水戸FW鈴木(30番)と堂々とヘディングで競り合う、左はDF上原(26番)


 上写真/若手中心のチーム編成の中、ベテランの味を発揮して若手を引っ張った札幌DF西村(29番)が水戸MFロメロ フランク(24番)と激しいマッチアップ、右端DF岡山、30番は水戸FW鈴木


 上写真/水戸に先制された1分後の後半14分、札幌FW横野(24番)が同点ゴールを決めて走り出す。左はガッツポーズのDF西村(29番)


 上写真/後半40分札幌はMF岡本からのパスに反応した途中出場のFW榊(33番)がドリブルで持ち込み勝ち越しゴールを決める。左は水戸DF加藤(5番)とMF鶴野


 上写真/延長前半7分札幌のMF荒野(27番)が激しい雨の中、積極的にシュートを放つ


 上写真/延長後半13分札幌ゴール前、札幌GK高木貴が一度クリアするも、混戦に飛び込んだ水戸MF小池(中央ジャンプ)が押し込んで決勝ゴールを決める。札幌の選手たち左からDF岡山(34番)、FW横野(24番)、GK高木貴、DF奈良(37番)、FW榊(33番)、DF小山内(36番)


 上写真/延長後半13分水戸ホーリーホックのDF小池(右端)決勝ゴールを決めFW遠藤(10番)、MF島田(15番)らが笑顔を見せる。一方コンサドーレ札幌の選手たちはガックリ。左からDF岡山(34番)、小山内(36番)、FW横野(24番)、MF古田(キャプテンマーク)、FW榊(33番)


 上写真/延長戦の末、水戸に2−3と敗れフル出場して疲れ切った札幌MF荒野(左)に手を貸して立ち上がらせる途中出場のDF小山内(36番)、ともにU―18の選手だ


 上写真/延長の末、水戸に2−3で敗れ残念そうな札幌の選手たち、左からゲームキャプテンを務めたMF古田(15番)、その後ろにGK高木貴、DF岡山(34番)、MF岡本(17番)、ゴールを決めたFW榊(33番)、DF奈良(37番)、FW横野(24番)、近藤(32番)、MF前(31番)、DF小山内(36番)、MF荒野(27番)

写真はいずれも石井一弘撮影