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J2第12節(5月15日)、FW三上の2ゴールでガイナーレ鳥取に快勝

11・05・19
 コンサドーレ札幌は、5月15日(日)、ホームの札幌ドームでガイナーレ鳥取と対戦し2−0で勝利。前節のロアッソ熊本戦での悔しい敗戦を吹き飛ばす快勝となった。これで、札幌は2勝1分け3敗の勝ち点7で、順位を13位に上げた。

 熊本戦ではシュート数が4本だけとゴールへの意識の足りなかった札幌。この1週間はゴールを奪うためのトレーニングに重点を置いて準備してきた。

 その効果は試合開始直後からあらわれる。前半6分には、MF古田からのスルーパスを受けたFW三上が、相手GKを冷静にかわし無人のゴールに流し込み先制。その後は鳥取にボールを回されるが、CBを中心とした堅い守りでゴールを割らせない。

 一進一退の展開が続いていた後半15分、追加点が欲しい札幌は、右サイドバック日高からの絶妙なクロスをFW三上がヘッドで応え、この日2点目となるゴール。若きFWの活躍に沸いたホームゲームで、今季2勝目を挙げた。

 次節は5月21日、アウエーでサガン鳥栖と対戦する。今節の良いイメージで、ゴールへ向かう姿勢を持ち続けることが勝利への道となる。

 (写真はいずれも5月15日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上写真/鳥取戦で2ゴールをあげヒーローとなった札幌のFW三上(左端)、サポーターへのあいさつのとき前に押し出され、MF高木純(右端7番)や芳賀(18番)に「何かあいさつしろ!」と冷やかされて大テレ、他の選手も皆大笑い


 上写真/後半15分、コンサドーレ札幌DF日高(2番)はMF高木純からのボールを受け、右サイドをドリブルで駆け上がり、ガイナーレ鳥取DF奥山(25番)のマークをかわしながら中央へ絶妙のクロスをいれ、三上のゴールをアシストする


 上写真/後半15分、札幌DF日高のクロスにFW三上(右から2人目)が頭で合わせて、この試合2点目となる貴重なゴールをあげる。鳥取GK井上(1番)はかつて札幌に在籍していた。鳥取DFは喜多(32番)、丁東浩(27番)。札幌MF古田(左端)もゴール前につめていた


 上写真/後半15分、ガックリと膝をつく鳥取GK井上(1番)を尻目に拳を突き上げてサポーター席に向かってアピールする札幌のFW三上


 上写真/新加入の札幌DF日高(右2番)は期待されながら骨折で出遅れ、ようやく復帰して2試合目、ホーム初登場となった。前半37分鳥取FW美尾(13番)とマッチアップ。日高はこの試合三上の2点目をアシストする活躍を見せたが、石崎監督は「守備はまだダメ」と、厳しい評価


 上写真/前半45分鳥取FW梅田のヘディングシュートに体をいっぱいに伸ばして好捕する札幌GK李昊乗


 上写真/この試合バランスよいコンビネーションでチャンスを作った札幌MF高木純(右端7番)とFW三上(22番)。後半23分、高木がドリブルで駆け上がり三上にパスを出そうとしたが鳥取DF戸川(4番)にクリアされる。32番は喜多、25番は奥山


 上写真/前節の熊本戦で300試合出場を達成した札幌MF砂川は記念のシャツを奥さんとお子さんに手渡され、うれしそう


 上写真左/札幌石崎監督
「いい形が少しできるようになってきたとき、熊本戦でそれが壊れてしまった。立ち直れるかどうかの瀬戸際のゲームだったが、後半素晴らしい形ができた。シュートの意識が高かった」とやや安堵の表情

 上写真右/鳥取松田監督
今季J2リーグに初登場したガイナーレ鳥取の松田岳夫監督、「ボールを持っていたというより、持たされていた感じ。相手のブロックに、ただ無謀に攻めていくだけで、術がなかった」と反省しきり
写真はいずれも石井一弘撮影