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J2第3節(8月22日)ホームで大宮に4失点の完敗

26・08・26
 上:上段写真/前列左からDFパク・ミンギュ、FWヴィニ・ペイショット、MF木戸、木實、FWティラパット、DF内田、後列左からDF梅津、FW白井、唐山、DF西野、GP田川、木戸と内田が初めて先発出場した

 上:下段写真/前半2分、札幌FW白井(中央)が大宮MF加藤玄(16番)、DF尾崎(19番)の間を割るようにドリブルで進む

(写真は8月22日、大和ハウス プレミストドーム、撮影・石井一弘)


 8月22日、大和ハウス プレミストドームで行われた「明治安田J2リーグ」第3節、北海道コンサドーレ札幌対RB大宮アルディージャの試合は、前・後半にそれぞれ2失点ずつした札幌が、最後に1点を取り返したものの1−4で大敗した。

 札幌の先発は、GP田川知樹、DFパク・ミンギュ、梅津龍之介、西野奨太、内田瑞己。MF左にヴィニ・ペイショット(FW登録)、ボランチに木實快斗、木戸柊摩、右にティラパット(FW登録)。FW唐山翔自、白井陽斗。控えは、GP菅野孝憲、DF野瀬翔也、MF宮澤裕樹、浦上仁騎、FWスパチョーク、長谷川竜也、アマドゥ・バカヨコ、キングロード・サフォ、大森真吾。

 大宮の先発は、GKトム・グローバー、DF加藤聖、尾崎優成、関口凱心、西尾隆矢。MF小島幹敏、豊川雄太、加藤玄。FWカルリーニョス・ジュニオ、カプリーニ、泉柊椰。控えは、GK笠原昂史、DFイヨハ・理・ヘンリー、木寺優直、MF中山昂大、スファナット・ムエアンタ、エドワード・真秀、FW日�盡機⊃�本健勇、マギー・ジェラニー・蓮。

 試合は15時4分、大宮ボールでキックオフ。ホームの札幌は、左サイドのMFヴィニ・ペイショット、右のティラパットを起点に攻めの形を作ろうとする。前半7分には、右サイドからティラパット、DF内田を経由し、MF木實が左足ミドルで大宮ゴールを狙うが、大宮GKトム・グローバーにセーブされた。

 すると直後の9分、大宮が先に試合を動かす。札幌が深い位置からボールをつなごうとしたところを大宮が前からプレッシャーをかけボールを奪う。素早いショートカウンターから、FWカプリーニがうまい浮き球のワンタッチパスをペナルティーエリア内のFWカルリーニョス・ジュニオに通す。Cジュニオは右足で鋭く札幌GP田川の上を破り先制ゴール。早くもホーム札幌のプランが崩れた。

 ここからは、試合巧者の大宮が要所で得点を重ねていく展開に。31分、大宮が札幌陣内のフリーキックから短いパスで右サイドを崩し、ペナルティーエリア内へクロスを供給。隙を突かれた札幌守備陣のクリアーが中途半端になり、こぼれ球に大宮のカプリーニが反応、前に落としたボールをMF豊川が巧みな反転で2人のDFをすり抜け右足でゴール。セットプレーの守備で人数はそろっており、もったいない形の失点から札幌は2点ビハインドで試合を折り返す。

 後半開始早々の1分、札幌は左サイドを崩しFW白井がスピードに乗って突破。ペナルティーエリア内にクロスを送ると、逆サイドからフリーで入り込んだティラパットがヘッド。ゴールに向かったボールにFW唐山も突っ込むがポスト左に外れた。

 すると後半4分、またも大宮が高い決定力を見せる。中盤で浮き球のボールが往復した後、ボールを奪った大宮がワンタッチの連続で一気に札幌守備陣の裏へスルーパス。フリーで抜け出したカプリーニに対し、札幌GP田川がペナルティーエリアを飛び出すも、一瞬早くカプリーニがシュート。無人のゴール向かったボールは右のポストに当たり、最後はつめていたCジュニオが触り追加点。試合の大勢を決められた。

 3点差となりオープンな展開となる中、札幌も惜しい場面は作る。13分、ペナルティーエリア内にドリブルで進入した唐山の右足シュートは左に外れた。17分には、左サイドからVペイショット、唐山とパスをつなぎ、交代で入っていたFW大森がフリーで狙うも大宮GKトム・グローバーの正面でノーゴール。

 札幌がチャンスを決められないでいると、アウエーの大宮が仕留めの態勢に入る。33分、大宮が大きな展開から右サイドを破り、交代で入っていた大宮MFスファナット・ムエアンタはペナルティーエリア手前で札幌GP田川が出てきたところを中央に横パス。これをFW泉が冷静に右足ワンタッチでゴールに流し込んだ。

 一つでも返したい札幌は終了間際のアデイショナルタイム5分に、右コーナーキックからのこぼれ球をVペイショットが右足を伸ばして押し込む。最後に意地を見せるも札幌は1−4のスコアで完敗。ホームに駆け付けたサポーターのため息が聞こえた。

 札幌の次戦は、天皇杯2回戦の対ヴァンフォーレ甲府戦は、8月26日19時からホームの大和ハウス プレミストドームで行われる。



 上:上段写真/前半5分、札幌FW唐山(38番)は大宮MF加藤玄にスライディングで止められる、右DF尾崎(19番)左札幌FW白井

 上:下段写真/前半7分、初めて先発出場した札幌DF内田(左)が大宮FW泉(右)と対峙する



 上:上段写真/前半9分、大宮FWカルリーニョス・ジュニオに先制ゴールを決められぼう然とする札幌キャプテンDF西野(左)とGP田川(右)

 上:下段写真/前半9分、先制ゴールを決め指を天に突き出して喜ぶ大宮FWカルリーニョス・ジュニオ(左端)、札幌MF木實(34番)は渋い表情



 上:上段写真/前半17分、札幌FW唐山(38番)が大宮MF豊川(10番)とMF小島に挟まれながらドリブルで突破して行く、左MF木實(34番)

 上:下段写真/前半18分、札幌右FKからの攻撃でFW白井(右から2人目)がヘディングシュートをするが外れる、右DF梅津、中央14番大宮FW泉



 上:上段写真/前半31分、大宮MF豊川(10番)が右FKからの攻撃から2点目のゴールを決める、右へ札幌FW唐山、DF西野(47番)、左へFWカルリーニョス・ジュニオ(9番)、MF小島(7番)

 上:中段写真/前半33分、札幌FWヴィニ・ペイショット(70番)がボールをキープ、その後から回り込むように白井が走る、右大宮DF西尾(88番)、左DF尾崎(19番)

 上:下段写真/前半37分、札幌MF木實(右)が大宮MF豊川(倒れている)に競り勝ったように見えたがファールをとられる、19番大宮DF尾崎



 上:上段写真/後半開始早々、ジャンプヘッドをする札幌FWティラパット(左から2人目)と唐山(38番)、大宮DF加藤聖(3番)、尾崎(19番)

 上:下段写真/後半6分、札幌FWヴィニ・ペイショット(右)が大宮MF加藤玄(16番)、関口(37番)をかわしてドリブルで突破して行く



 上:上段写真/後半14分、中盤で厳しく競り合う両チームの選手たち、左から札幌FW大森、唐山、大宮DF尾崎、西尾(88番)、MF加藤玄

 上:下段写真/後半16分、札幌MF木實(中央)が大宮MF加藤玄(16番)らに囲まれるが突破を図る、左端DF梅津、右端FWヴィニ・ペイショット(70番)



 上:上段写真/後半33分、FW泉(左)が4点目を決め、右からアシストした途中出場のMFスファナット・ムエアンタとハイタッチで喜ぶ、泉は今季初ゴール、スファナットは来日初アシストとなった、手前はDF関口(37番)

 上:下段写真/後半42分、札幌左CKからの攻撃でFWキングロード・サフォが競り合い、前に出たボールをMF宮澤がシュートするが右に外れる、その左手前アマドゥ・バカヨコ、右から2人目にヴィニ・ペイショット(70番)もおり、トリオが勢ぞろい



 上:左側写真/後半追加タイム5分、札幌MF長谷川(左奥)の右CKから中央でFWキングロード・サフォが落とし、混戦の中、左にいたヴィニ・ペイショット(左から4人目)が押し込み1点を返す。左から大宮GKトム・グローバー、大宮MF中山(15番)、札幌FW大森(腹ばい)、DF西野、大宮DF西尾(キャプテンマーク)、ペイショットがガッツポーズ、そしてほぼ同時に試合終了

 上:右側写真/後半追加タイム5分、土壇場で1点を返しハートマークを作ってアピールする札幌FWヴィニ・ペイショット



 上写真/後半39分、ほとんど休みなく体を動かして選手を鼓舞する大宮のナルシス・ぺラッチ・ナダル監督(左)と静かな札幌川井健太監督(右)


■北海道コンサドーレ札幌の川井健太監督のコメント(一部抜粋)
 「1万5千人を超えるファン・サポーターに足を運んでもらい、本当に感謝している。その方々に勝利を届けることができず、残念で仕方がない。ただし、まだ3節なので、しっかりと次に向かって進みたい」

 (1−4というスコアになった要因は?)
 「明治安田J2・J3百年構想リーグでも大宮とは対戦したが、同じような試合になった。我々と大宮がそれぞれのスタイルをぶつけるとこうなる。では、なぜ今回差が開いたかというと、やはり決定力。そして先手をとられたことで我々はバランスを崩して攻めに出なければいけなくなり、3発目、4発目を食らった。ゴール前でのクオリティーかなと思う。そしてこれはシンプルに改善できる。その方法は2つあり、1つは人を替えること。予算を使い、そこに長けている選手を獲得する。まだ(移籍)ウインドーが開いているので。そしてもう1つは選手を成長させ、誰が出ても得点が入る仕組みを作る。その2つがあると思う。ただし、我々が前者を選ぶことはないので、後者をしっかりとやっていきたい。そこは僕らの腕の見せどころだと思っている」


■RB大宮アルディージャのナルシス・ペラッチ・ナダル監督のコメント
(一部抜粋)
 「インテンシティーが非常に高い試合だった。個人的には選手個々のレベルが予想していたよりも高かったように感じた。両チームともにタレントのある選手がピッチでプレーしていたと思うし、ファンの方々にとっては良い試合だったのではないだろうか。その中で自分たちの高いインテンシティーが得点につながったと思っている。試合前に選手たちには『アウエーチームとしてではなくホームチームとしてプレーしよう』と話した。『勇敢に、ポジティブに、チャンスを作るために前線でボールを奪っていこう』と。そうしたメンタリティーとフィジカル的な頑張りが結果につながったと思う。こちらが4得点奪ったが、相手も得点に値する内容だったと思う。と同時に、自分たちも勝利に値する内容だったと思う」

編集部 写真はいずれも石井一弘撮影