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天皇杯3回戦(6月22日)、J2甲府に逆転負けで、4回戦進出ならず

22・06・24
 ミシャ「どんまい don’t mind」

  「さびしい」浦和・川崎・マリノスも!

 
 北海道コンサドーレ札幌が2022年6月22日、不可思議な「連鎖反応」に、巻き込まれた。世界では「ロシアによるウクライナ侵攻」、さらに「新型コロナウイルス」の終息待ち。日本では沖縄の戦後77年。数々の「事件事故」が、「まん延」している。

 サッカーのJ1リーグは「折り返し」。天皇杯が始まり3回戦を戦った。まだJ1同士の戦いは少ないが、「格下に逆転負け」など「下剋上」の結果も多い。

 コンサドーレは、顔なじみのヴァンフォーレ甲府(J2)に1−2で敗れた。さらに連鎖反応で、昨年同大会優勝の浦和レッズが0−1でJ2ザスパクサツ群馬、川崎フロンターレが0−1で東京ヴェルディ(J2)、横浜F・マリノスが0−2で栃木SC(J2)にと、現在J1上位を争うチームが、姿を消した。

 札幌は、そうペトロビッチ監督が2018年就任した、そのJリーグYBCルヴァンカップグループステージで、甲府と対戦している。この年は、ホームアンドアウエー合わせて計0−6で甲府の勝ち。愛称ミシャにとっても「リベンジの顔合わせ」でもあった。

 さて小生はというと、アウエーの現地観戦は出来なかったので「スカパー」に、「レコーダー」を付けて「観戦準備OK」。この日も当然入っているものと思い、他局の対戦を見て「午後6時」。映像が出ない―。「電波が届かない」の赤字ばかり。困って「スカパー」に電話。取り付く島なしで、「J・LEAGUE」のパソコンを開いて「四苦八苦」。23日、苦労して「戦況をまとめます」。

 試合の方は、天皇杯3回戦6月22日18時00分キックオフ。いつもなら「速報」の欄があり、「00分」から始まり、いつ、だれが、何をしたが表示される。今回は無いので、「試合経過」に当てはめて、臨場感ある「経緯」を作り上げたい。

 いつもの、審判団は、小屋幸栄主審(41、兵庫県出身)で、家本政明元主審のように最小の笛とカードで構成したい。副審は唐紙学志・藤澤達也。第4の審判・篠藤巧。

 会場はJITリサイクルインクスタジアム。曇り空、気温25.2度、湿度68パーセント、入場者は1千622人。

 札幌のスタメンはGK大谷幸輝、DF宮澤裕樹、中村桐耶、岡村大八、WB菅大輝、ガブリエル・シャビエル、中盤は深井一希と金子拓郎、トップ下に西大伍と田中宏武、トップはドウグラス・オリヴェイラ。宮澤を下げたあたり、苦しい人選。サブはGK松原修平、MF檀崎竜孔、井川空、佐々木奏太、FW藤村怜、漆舘拳大、中島大嘉。

 甲府のスタメンは、GK岡西宏祐、DF須貝英大、山本英臣、浦上仁騎、大和優槻、MF荒木翔、松本凪生、山田陸、FW三平和司、飯島陸、宮崎純真。交代要員としてGK小泉勇人、DF野澤陸、関口正大、MF鳥海芳樹、石川俊輝、長谷川元希、FWウィリアン・リラ。

 先取点は札幌。11分札幌FKから甲府DFがクリアしたボールを左WB菅がシュート。相手DFがヘッドでクリアを試みたが、コースが変わりラッキーなゴールイン(オウンゴールの判定)。

 18分に札幌DF中村がイエローカード。甲府のFKからの展開は事なきを得るが、31分にDFからの展開で、右サイドを駆け上がるMF荒木に渡り、ペナルティエリア内中央のFW三平へグラウンダーのクロス。三平がワントラップから、流れるように右足で決めた。1−1の同点。

 さらに39分には、右サイドからMF荒木がクロスを入れると、FW三平が今度は頭で決めて、この日2点目で逆転。札幌は途中、シャビエルが中島と交代し、1−2のスコアで後半へ。


【監督のハーフタイムコメント】
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメントはチーム発表なし


■ヴァンフォーレ甲府の吉田達磨監督のコメント
 「守備は、相手のポジションを確認しながらピッチ内で声を掛け合い、ボールを奪いにいく判断をしていこう」、「攻撃は、ランニングをもっと増やしていこう」、「このゲーム、絶対に勝とう!」


 後半は、開始から札幌の西OUT藤村IN。田中宏OUT檀崎IN。10分、札幌がプレッシャーを掛け、深井がイエローカードをもらう。今度は甲府の吉田監督が動き20分に宮崎OUT長谷川IN。24分、飯島OUT鳥海IN、さらに松本OUT石川IN。

 26分、札幌がPKを獲得。キッカーは、このところ好調な金子。得意の左足でゴール右下を狙ったがGK岡西も読んでおり、ボールは枠外へ転がってノーゴール。

 甲府にとっては、幸運なというか命拾いの場面だった。この後、甲府の選手交代2組。札幌は宮澤OUT井川IN。アディショナルタイムは4分。1点リードをしっかりと守り切った甲府に「選手のはつらつさ」が見られた。

 シュート数は、甲5−5札 CK甲0−3札 FK甲14−17札 PK1=札幌ノーゴール。

 2022明治安田生命J1リーグ第18節北海道コンサドーレ札幌対ガンバ大阪戦は6月26日午後2時から札幌ドームで行われる。

 なお、スカパー事務局からは、原稿執筆中に1度「その後どうですか?」の問い合わせがあったが「コードP001天候回復をお待ちください」ばかりでした。


■北海道コンサドーレ札幌の中村桐耶選手のコメント(一部抜粋)
 「率直に悔しいです。チームがリーグ戦でも苦しんでいる中、負けたことが情けないし、甲府まで来てくれたファン・サポーターの皆さんに勝つ姿を見せることが出来ず、『何やってんだ』と言われてもおかしくないと思います」


■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント(一部抜粋)
 「前半、我々は出来が悪く、チャンスを作れず、甲府のほうが出足で上回っていた。その中で1−0で、セットプレーのこぼれからリードできたのはラッキーだった。その中で押し込まれて失点をした。1−2で後半に入り、自分たちも盛り返した中でチャンスをいくつか作れていたが、PKを得て同点のチャンスを決められなかった。今日のゲームは甲府が勝利に値するゲームが出来ていたと思います」


■ヴァンフォーレ甲府の吉田達磨監督のコメント(一部抜粋)
 「この小瀬で、JIT リサイクルインクスタジアムでファン・サポーターの皆さんに久しぶりに勝利を届けられてうれしいです。試合前には水道管のアクシデントがあり、トイレの使用で問題があり心配しましたが、そういう中でも多くのファン・サポーターの皆さんが来てくれて、J1のチームに勝って、選手が走りまくる姿を見せられた。シュートブロックしたところから失点したが、圧力をかいくぐって相手ゴールに迫った。それをずっと続けられて、三平(和司)選手が素晴らしいゴールを2つ決めた。決め切る意地を感じました」

池田淳