コンサドーレ札幌ピックアップ情報

一覧に戻る

天皇杯2回戦、聖地厚別でFW中島覚醒! ハットトリックで勝利に導く

21・06・11
 6月9日、北海道コンサドーレ札幌は、ホームの札幌厚別公園競技場で宮城県代表のソニー仙台FCと天皇杯2回戦を戦った。

 天候は晴、気温20.4度、芝の状態も良く、厚別では「めずらしく」無風。平日の18時キックオフだったが、初夏の陽気に1637人が集まった。

 札幌の先発は、リーグ戦で試合出場の機会が少ないメンバーを中心に構成。GK中野小次郎、DF柳貴博、岡村大八、中村 桐耶。MFはルーカス・フェルナンデスと菅大輝をサイドに、キム・ミンテと小野伸二が中央。トップに中島大嘉を置き、ガブリエルとドウグラス・オリヴェイラが支える布陣。サブにはDF福森、MF荒野、金子などリーグメンバーも名を連ねた。

 試合は、前半7分、札幌の左サイドを崩され、クロスからソニーFW内野に決められる。これで目が覚めたか、札幌は前半14分、この日のキャプテンMF小野が直接フリーキックから見事に同点弾。

 16分には、またもソニーの内野が2点目を奪うと、同16分に札幌のLフェルナンデスのゴールで2‐2。取り合いの展開となる。

 ここから発奮したのは先発起用に応えた札幌のルーキー中島。22分に右からのセンターリングに頭で合わせて1点目を決めると、22分にもLフェルナンデスのパスから抜け出し2点目を奪取。4‐2で試合を折り返す。

 後半に入り、諦めないソニーが攻撃の姿勢を見せると、7分に札幌DF中村がたまらず遅れたスライディンクでイエロー。流れが悪くなったか、11分にはソニーのMF佐藤にゴールを決められ、4‐3と1点差。

 勢いはソニーかと思われたが、試合を決めたのはエース中島。39分に今度は左からのセンターリングにヘディングで押し込み、ハットトリック達成。5‐3と乱打戦となった試合を締めくくり、勝利のヒーローとなった。

 中島の得点を振り返ると、頭で2発と右足、すべてワンタッチで沈めた。この日の活躍を自信に、スケールの大きいFWに育ってほしいものだ。

 札幌の天皇杯3回戦は7月7日にJ2のV.ファーレン長崎と対戦する(時間・会場未定)。
編集部