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第27回北海道クラブユースサッカー選手権大会(U−15)はSSSが優勝

21・08・11
 上写真/試合前のコイントスの様子(写真は8月8日、札幌創成高校人工芝グラウンド、編集部撮影)


 第36回日本クラブユースサッカー選手権大会(U−15)への出場権をかけた北海道大会が、7月3日から8月8日まで開催され、SSSジュニアユースが4年ぶり8回目の優勝を飾った。

 大会最終日の8月8日、札幌創成高校人工芝グラウンドで行われた決勝戦は、北海道カブス1部リーグ所属同士の北海道コンサドーレ旭川U−15とSSSジュニアユースが対戦。共に7月18日の準決勝を勝ち上がった段階で全国大会出場権は確定していたが、中学生年代の全道ナンバー1クラブの座を賭け戦った。

 両チームは今季のカブスリーグの対戦でも引き分けとなっており、拮抗した展開が予想された。いざ試合が始まると、コンサドーレ旭川の動きの良さが目立ち、前半の内に2点を奪い2−0で折り返す。ゲーム展開から見ても旭川が優勝をつかむかと思われた。

 しかし後半に入り、選手交代からSSSが流れを引き戻し始めると、相手の隙を逃さない連続ゴールで同点とし、延長へ。ここからはSSSの勢いが旭川を上回り、延長前半に決勝ゴール。2点ビハインドからの3ゴールと、劇的な展開で優勝を決めた。

 SSSの岩越監督は、「大会前は感染拡大防止の観点を重視し、クラブの活動休止期間が長くあり、練習も思い通りに出来ない状況で、予想通り厳しい戦いが続いた。その中、結果は出たが、内容はまだまだ改善しなければならない。今回、決勝戦を経験したことで選手層の底上げにつながったと感じている。全国に向けては、開催地域や大会関係者がこのような状況下で開催に尽力していただいているので、本道代表として精一杯の力で臨みたい」と、抱負を語った。

 また、道大会の準決勝敗退の2チーム(アプリーレ札幌U−15、アンフィニMAKI.FC)と、準々決勝敗退後決定戦で勝利した2チーム(札幌ジュニアFC、スプレッド・イーグルFC函館)は、8月10日から13日まで群馬県で開催される「JCYインターシティトリムカップ(U−15)EAST2021」に参加する。

 道大会優勝のSSSジュニアユースと、準優勝の北海道コンサドーレ旭川U−15が出場する全国大会(日本クラブユースサッカー選手権大会。感染拡大防止の為、無観客)は、8月15日から24日にかけて帯広で開催される。

 上写真/互いに伝統の「青と黄色の縦じま」と「赤と黒の縦じま」のユニホームで対戦。試合は点の奪い合いとなり、北海道トップを狙う意地がぶつかり合った

編集部