地域のサッカー情報

一覧に戻る

U−15年代フットサル、SSS札幌と帯広FSリトルガールズが全国準優勝

20・02・11
 1月11日から13日にかけて三重県営サンアリーナで行われた「JFA 第25回全日本U−15フットサル選手権大会」。北海道第1代表のSSSジュニアユースが全国準優勝を飾った。

 また、同会場で1月12日と13日に行われた「JFA 第10回全日本U−15女子フットサル選手権大会」でも、北海道代表の帯広FSリトルガールズU−15が全国準優勝。両チームともあと一歩のところで全国制覇は逃したものの北海道フットサルの力を示す結果となった。

 男子の本大会には、各地域予選を勝ち上がった16チームが出場。本道代表としてSSSとASC北海道U−15(第2代表)が参加した。11日と12日に行われた1次ラウンドでは、4チームずつの4グループに分かれ、1位のみが決勝ラウンドに進出する。

 グループBに入ったSSSは、マルバ茨城fc(関東地域第2代表・茨城県)に3−1、FCツインズ愛知(東海地域第2代表・愛知県)に3−1、ラインメール青森FCジュニアユース(東北地域代表) に3−2と3連勝で決勝ラウンドに進む。

 一方、グループCに入ったASCは、初戦のヴィットーリアスFC(関東地域第1代表・千葉県)を5−3で破るも、続く長岡JYFC(北信越地域第1代表・新潟県)戦は2−3で惜敗。最終戦に賭けたがシズナンFC(東海地域第1代表・静岡県)に4−6のスコアで敗戦。強豪ひしめくグループで予選突破はならなかった。

 13日の準決勝に進んだSSSは、ライツ長岡FC(新潟県)と対戦。打ち合いの末、7−5のスコアで退け、初の決勝進出を決めた。

 同日に行われた決勝戦。対戦相手は予選グループで本道勢のASCを破ったシズナンFC。試合は序盤からSSSが流れをつかみ先制ゴール。ゲームを有利に進めるかに思われた。しかし、慌てないシズナンは前半のうちに2点を返し逆転。後半に入り、SSSは連続した攻撃からついに同点弾を奪う。試合を通し、SSSの放つシュートが幾度もポストに当たるなど押し気味に展開したが2−2のまま延長戦に突入。SSSがチャンスを決めきれないでいると、最後はシズナンがセットプレーから決勝点。2−3のスコアで優勝を逃した。

 SSSの岩越監督は「北海道代表として本大会に臨み、決勝の戦いからも優勝する力はあったと思うが、まだ日本一になるという資格は無かったということ。この結果を真摯に受け止め、これからの力にしたい」と、大会を振り返っていた。


 12日から始まった女子の本大会には、全国各地域代表の9チームが参加。本道からは帯広FSリトルガールズが挑んだ。1次ラウンドは、3チームずつの3グループに分かれ、各グループ1位と、各2位のうち成績上位1チームの計4チームが決勝ラウンドに進出となる。

 グループCに入った帯広FSは、パスドゥーロ(関西地域代表・大阪府) に2−0、FCブルーム福島(東北地域代表)に4−1と2連勝でここを突破。

 13日に行われた準決勝では、シーガル広島レディース(中国地域代表)を7−3で撃破。勢いに乗って決勝に進出した。

 迎えた決勝戦は、十文字中学校(関東地域代表・東京都)と対戦。序盤は相手の攻撃をしのぐ展開も、前半9分に失点。帯広FSはここから粘りたいところだったが、十文字に要所で得点を奪われ、0−4のスコアで敗戦。最後に力の差は見せつけられたものの準優勝は胸を張れる結果であろう。

 男子、女子の両チームとも、惜しくも全国制覇とはならなかったが、北海道代表として素晴らしい戦いを披露した大会となった。
編集部