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全道フットサル選手権U−12の部、エスピーダ旭川が栄冠を勝ち取る

19・03・11
 上写真/全道フットサル選手権大会2019U−12の部で優勝したエスピーダ旭川 Eのメンバー


 小学生のフットサル王者を決める「全道フットサル選手権大会2019U−12の部」が2月16日と17日、湿原の風アリーナ釧路で行われ、エスピーダ旭川 Eが優勝を決めた。

 本大会は全道各地の予選を勝ち進んだ24チームが集結。1次ラウンドは3チームずつの8グループに分かれ、前後半8分間のプレーイングタイムで、1位のみが勝ち抜ける。決勝ラウンドからは前後半10分間のプレーイングタイムとなり、8チームがノックダウン方式で争った。

 17日の準決勝に進出したのは、釧路コンバット、エスピーダ、AGGRE U−12(A)、SSS札幌サッカースクールの4チーム。

 準決勝の第1試合は、コンバットとエスピーダが激突。大型GKを擁し、堅い守りから素早いカウンターを仕掛けるコンバットに対して、エスピーダは恵まれたフィジカルと熟成されたコンビネーションでゴールに襲い掛かる。先にスコアを動かしたのはエスピーダだったが、慌てずコンバットが同点に。その後、相手の隙を逃さないエスピーダが2得点目を奪い2−1で前半終了。

 後半、立ち上がりにコンバットが追いつくが、エスピーダが再び突き放して3−2とリード。それでもコンバットが地元の大声援を背に猛攻を見せると、またも同点。そしてついには逆転ゴールを叩き込み、始めて1点リード。しかし試合巧者のエスピーダが同点弾を奪いそのまま4−4でタイムアップ。白熱したシーソーゲームはPK戦へ突入。結局、PK戦スコア5−4でエスピーダが制し、決勝に駒を進めた。

 もう一方の準決勝はAGGREとSSSの札幌勢対決。個人技を生かしたフットサルを見せるSSS対、カウンターとセットプレーを生かすAGGREという一戦になる。試合は前半、SSSが先制するも、すぐにAGGREも追いつく。その後SSSが突き放すゴールを決めるが、対するAGGREの連続ゴールで逆転し、試合を折り返す。

 後半も攻め合う姿勢から、SSSが同点弾を決め3−3。どちらに転ぶか分からなくなったが、AGGREが追加点を奪い再度1点リード。しかし、ここからSSSの攻撃陣が爆発し、一気の3ゴールで7−4。最後まで見せたAGGREの反撃も1点を返すにとどまり、SSSがダメ押しのゴールもあり、8−5のスコアで決勝へ。

 エスピーダとSSSの決勝戦は、互いに攻撃力が持ち味の両チームなだけにオープンな展開となる。その中、フィジカルを生かしたエスピーダが前線からのプレスがはまり、主導権を握る。次々と決定機をモノにしたエスピーダが前半だけで5−1とリード。

 後半に入りSSSも自分たちのスタイルで果敢に挑むが、得点差を縮めることは出来ず。結局、エスピーダが完成した力を見せつけ8−3で快勝。小学生年代度最後の公式戦を思い出に残る試合で締めた。


優 勝 エスピーダ旭川 E
準優勝 SSS札幌サッカースクール
第3位 釧路コンバット、AGGRE U−12(A)
編集部