地域のサッカー情報

一覧に戻る

JFA第22回全日本U−15サッカー大会。コンサドーレ札幌は2勝するも

18・05・11
 U−15年代の新年度最初の日本一を決める「JFA第22回全日本U−15サッカー大会」が、5月3日から5日の間、大阪府のJ−GREEN堺で行われた。

 本大会には全国各地域を勝ち抜いた12チームが参加(9地域協会より1チームずつ、普及枠として北信越・関西地域協会より各1チーム、前年度優勝地域として東海地域協会より1チーム)。北海道からは前年度北海道カブスリーグ1部の成績上位4チームによるトーナメントの予選で優勝した北海道コンサドーレ札幌U−15が参加した。

 大会1次ラウンドでは12チームを4チームずつ3グループに分け、各グループ1位と各グループ2位の成績上位1チームの計4チームが決勝ラウンドに進出。

 グループAに入ったコンサドーレ札幌は3日の初戦、刈谷JY(東海地域第2代表)と対戦。コンサドーレ札幌は開始2分で幸先良く先制すると、後半アディショナルタイムにも追加点をあげ、2−0で勝利。

 同日午後には徳島ヴォルティスジュニアユース(四国地域代表)との連戦。コンサドーレ札幌は、前半7分に徳島に先制点を奪われるも同16分には中央を突破し同点弾を奪う。後半に入りペースを握ったコンサドーレ札幌は12本のシュートを放つと、試合終了間際の後半31分に決勝ゴール、2−1の劇的な逆転で連勝。

 翌日4日は、アルビレックス新潟U−15(北信越地域第1代表)との1次ラウンド最終戦。2勝同士の対戦は、ここでの勝利が無条件の決勝ラウンド進出となる。

 試合は前半、主導権争いが続きスコアレスで折り返す。ゲームが動いたのは後半7分、新潟がスローインからの流れから先制点をあげると、直後の後半8分にも新潟が追加点を奪い一気に2点差とする。虚を突かれた形のコンサドーレ札幌は、選手交代を入れながら攻めの姿勢を強めるも得点には至らず。試合はそのまま新潟が2−0のスコアで勝利となった。

 この結果、コンサドーレ札幌はグループAの2位となるも、得失点差で決勝ラウンドには進めず大会を後にした。

 大会最終日となる5日の決勝に駒を進めたのは、清水エスパルスジュニアユース(東海地域第1代表)と青森山田中学校(東北地域代表)。1次ラウンド初戦と同じ組み合わせとなった一戦は、大会3連覇を目指す清水とリベンジに燃える青森という構図。

 試合は決勝の舞台にふさわしく均衡した展開となり、前・後半の60分、延長の20分でも0−0と決着がつかず。優勝の行方はPK戦に委ねられた。緊張感高まる中、5人全員が成功となった清水がPKスコア5−3で勝利。清水は見事大会3連覇を成し遂げ、22年間続いた本大会最後の王者として記録されることになった。
編集部