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日本クラブユース選手権U−15、コンサドーレ札幌が全国3位

16・09・11
 中学生年代のクラブチーム日本一を決める「第31回日本クラブユースサッカー選手権(U−15)大会」が8月15日から24日の間で、帯広の森陸上競技場他で開催された。

 本大会には全国9地域の予選を勝ち抜いた48チームが参加。北海道代表の2枠は北海道コンサドーレ札幌U−15と北海道コンサドーレ旭川U−15となり、初の兄弟チームそろっての出場となった。

 4チームのリーグ戦となる1次ラウンド。グループAに入ったコンサドーレ旭川は8月15日にブレイズ熊本(九州地域1位)と対戦し、0−5と黒星スタート。続く16日のクマガヤサッカースポーツクラブ(関東地域3位)戦は0−6で完敗。グループステージ最終戦となる17日、初出場同士の顔合わせとなった福島ユナイテッドFCU−15(東北地域2位)と戦うも0−2と完封負け。全国の強豪相手に得点をあげることができずに3連敗と、苦い初出場となった。

 一方、グループCに入ったコンサドーレ札幌は初日の伊賀FCジュニアユース(東海地域7位)戦を2−1と勝利。2戦目となる前橋FC(関東地域12位)戦も3−2と接戦をものにする。グループステージ最終戦はRIP ACE SOCCER CLUB(関西地域4位)と戦い1−2と落としCグループ3位となる。しかし、各グループ3位の成績上位8チームに入り辛くも決勝トーナメントに進出する。

 8月19日、ノックアウトステージの初戦、コンサドーレ札幌は昨年の優勝チームで出場チーム中最多の本大会25回の出場回数を誇る横浜F・マリノスジュニアユース(関東地域2位)と対戦。連日の雨の影響でぬかるんだピッチで行われた試合は、前評判の高かったマリノスが先制し試合を動かす。慌てなかったコンサドーレ札幌は、すぐさま同点に追いつき前半1−1。コンサドーレ札幌は相手に攻めさせる形でカウンターを狙い、後半19分に勝ち越しに成功、2−1とする。その後は横浜F・マリノスの猛攻に合うが、集中力を切らさず見事に勝利。狙い通りの展開で昨年の覇者を退けた。

 20日のラウンド16、コンサドーレ札幌はセレッソ大阪西U−15(関西地域3位)と対戦。コンサドーレ札幌は前半を1−0のリードで折り返すと、後半には2得点をあげ3−0とする。意地を見せるセレッソに1点返されるがそのまま3−1で勝利した。

 翌21日の準々決勝の相手は川崎フロンターレU−15(関東地域1位)。強豪ひしめく関東地域の優勝チームとの対戦となったが、コンサドーレ札幌は、前半2分、3分と続けて得点をあげると25分にも追加点。3−0で折り返すと後半開始直後にも追加点をあげなんと4−0のスコアでフロンターレを退けた。

 1日空いて23日の準決勝。コンサドーレ札幌はJFAアカデミー福島U15(東海地域2位)と対戦。コンサドーレ札幌は前半12分までに2点を許すも前半のうちに1点を返し1−2とし後半へ。盛り返したい後半だったが、開始直後に失点してしまうと終了間際にも失点。快進撃が止まる1−4で完敗となった。決勝進出はならなかったコンサドーレ札幌だが、全国3位となり北海道代表の力を示してくれた。

 大会最終日となる24日の決勝戦。東海大会の決勝と同じ組み合わせとなったJFAアカデミー福島と清水エスパルスジュニアユース(東海地域1位)との一戦は、2−0でエスパルスが勝利。スコアも東海大会決勝と同じという結果で、エスパルスの5年ぶり6度目の優勝となった。

         (写真はいずれも、提供:株式会社コンサドーレ)


 上:上段写真/8月19日、決勝トーナメント1回戦で、強豪横浜F・マリノスジュニアユースと対戦し、2−1で勝利する
 上:下段写真/8月20日、2回戦でセレッソ大阪西U−15を3−1で破る


 上:上段写真/8月23日、準決勝JFAアカデミー福島U15に1−4で敗戦
 上:下段写真/8月23日、全国第3位となった北海道コンサドーレ札幌U−15のメンバー

編集部