春の小学生日本一を決める「ＪＡ全農杯チビリンピック２０１６」が５月３日から５日の３日間、日産スタジアムと日産フィールド小机で行われた。

　大会には各地域予選を勝ち抜いた１０チーム（関東地域のみ２チーム）が参加。５チームずつの２組に分かれて予選を戦い、各組上位２位までが準決勝進出となる。

　北海道からは４月９、１０日に伊達市まなびの里サッカー場で行われた北海道予選で優勝した北海道コンサドーレ札幌Ｕ−１２が２年ぶり８回目の出場。

　コンサドーレは予選グループＡに入り、５月３日の開会式後の初戦で関西代表のディアブロッサ高田ＦＣ・Ｕ１２と対戦し、２−０の白星スタート。

　翌４日の第２戦、コンサドーレは関東代表の大宮アルディージャジュニア相手に善戦したが一歩及ばず１−２で敗戦。続く第３戦は四国代表の屋島ＦＣに５−２と快勝。予選最終戦となる北信越大会代表の松本山雅ＦＣとの試合は５−１で勝利した。この結果コンサドーレは３勝１敗、勝ち点９のＡグループ２位で準決勝に駒を進めた。

　最終日となる５日、準決勝の相手は関東代表のＪＡＣＰＡ東京ＦＣ。コンサドーレはＪＡＣＰＡの強く素早いプレスの前に苦戦を強いられ、第１ピリオドで先制点を奪われる。コンサドーレは第２、第３ピリオドともに互角以上の戦いを見せるが最後までゴールが遠く、そのまま０−１で敗退。惜しくも３位で大会を終えた。

　決勝は大宮アルディージャとＪＡＣＰＡ東京の関東代表対決。関東大会決勝でも勝利をあげている大宮アルディージャが２−０でＪＡＣＰＡ東京を下し、初優勝で大会を締めくくった。