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全国高校サッカー選手権、札幌大谷は同校初の全国白星をつかむ

16・01・11
 高校3年間の汗と涙の結晶「第94回全国高等学校サッカー選手権大会」が12月30日に東京都駒沢陸上競技場で開幕。全国の予選を勝ち抜いた48校が1月11日に行われる決勝戦を目指し熱い戦いを繰り広げた。

 北海道代表の札幌大谷高等学校は、12月31日にNACK5スタジアム大宮で鹿児島城西高等学校(鹿児島県)と対戦。前半8分に先制点を奪われた札幌大谷だったが、後半10分、獲得したPKで同点に追いつくと、1−1のまま勝負はPK戦へ。札幌大谷はGK坂の活躍もあり、PK戦を5−4で制し、全国大会初勝利をあげた。

 続く2回戦は、年を超した1月2日にNACK5スタジアムで愛知県代表の中京大附属中京高等学校と対戦。札幌大谷は試合開始の大事な時間帯で、集中力が欠けていたのか前半4分と12分に連続失点。後半12分にも1点を失った札幌大谷は、最後まで諦めずに反撃に出るも、スコアは動かず0−3で敗戦。2回戦で涙を飲んだ。

 1月11日の決勝戦に進んだのは、福岡県代表の東福岡高等学校と東京A代表の國學院久我山中学高等学校。埼玉スタジアム2002で14時05分にキックオフとなる。

 (写真はいずれも提供:札幌大谷高等学校サッカー部)


 上:上段写真/12月30日、第94回全国高等学校サッカー選手権大会の開会式。駒沢陸上競技場に各都道府県代表校が勢ぞろいした
 上:下段写真/12月31日、1回戦の鹿児島城西戦、スタンドから札幌大谷に熱い声援が送られた。試合写真はいずれもNACK5スタジアム


 上:上段写真/12月31日、1回戦の鹿児島城西戦、同点となるPKを決めるなど攻守に活躍を見せたGKの坂(1番)
 上:下段写真/1月2日の2回戦、中京大中京と対戦し、果敢に攻め上がる札幌大谷FW木村(11番)

◆札幌大谷高 田部学監督のコメント
 「2回目の全国選手権の舞台で、北海道で育成された選手たちが思う存分サッカーを楽しみ、躍動できるよう準備を進めてきました。北海道代表として、攻守ともに主導権を握りハードワークを重ね勝利を目指した結果、初勝利をあげることができました。
 チームとして大きな一歩となりましたが、全国ナンバー1を目標とする過程の中、“一人ひとりの顔が見えるサッカー” “強く&愛されるチーム”を目指して、さらに努力を重ね成長し続けられるよう頑張りたいと思います」

編集部