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北海道リラ・コンサドーレが始動

15・05・11
 上写真/ユニホームが出来上がり、宗像訓子監督(前列中央)を囲むように勢揃いした「北海道リラ・コンサドーレ」の選手たち。前列がホームゲーム用、2列目がアウエーゲーム用のユニホーム。前列左端が主将のDF増子晴奈選手(5番)、右端が副主将の水本陽菜選手(4番)。4月24日、札幌・白い恋人パーク、撮影・石井一弘


22人がユニホーム姿を披露
 北海道フットボールクラブ(HFC=野々村芳和社長)傘下の女子チームが誕生した。2015年4月24日、札幌市の白い恋人サッカー場に隣接するイベントホールで、ユニホームとスポンサーのお披露目をした。コンサドーレ札幌の女子チームとして結成、22人の中学生がセレクションを重ねて採用された。この日は、赤黒のコンサドと同じイメージの、ホームとアウエーのユニホームのほか練習着などを22人のチームメイトと宗像訓子監督が、報道関係者に誇らしげに発表した。

 また、オフィシャルパートナーなども決まった。
[オフィシャルパトナー] 
石屋製菓株式会社 「石屋製菓と『美冬』はリラ・コンサドーレのオフィシャルパートナーとして、これからも大きな声援を送ってまいります。宗像監督の下、なでしこリーグへの昇格、オリンピック代表選手の輩出など、大きな夢を実現するために、ともに戦っていきましょう」と、石水創社長が、はなむけの言葉を贈った。また、ポッカサッポロ北海道株式会社、明治安田生命保険相互会社、株式会社アインファーマシーズの励ましの言葉も披露された。

 また、オフィシャルサプライヤーの株式会社フェニックスから、「Kappa」製品のユニホームの提供。「クラブパートナー」の医療法人社団エナレディースクリニック、学校法人三幸学園 札幌スポーツ&メディカル専門学校、北海道森永乳業販売株式会社からも激励文が贈られた。

 選手たちは照明のついたサッカー場に移り、保護者らが見守るなか、宗像監督に指導を受けた。ミニゲームなど1時間ほど汗を流したが、中学1、2年生は伸び盛りで背丈の差が大きく、それぞれの持ち味を出して楽しんでいた。キャプテンの増子晴奈さん(2002年6月生まれ)は「プロ選手と同じユニホームを着られてとてもうれしい。世界で活躍できる選手になりたい」と話していた。練習後、宗像監督は、いち早く保護者席に来てあいさつ、ユニホームの洗い方などを説明するなど、女性らしい気使いを見せていた。

 また、5月4、5日、第15回プレーヤーズ杯明清フェスティバルに出場、高校性や大学生の胸を借りた。初試合の記念すべき得点を披露しておこう。4日、とかちFCなでしこ1−0、帯広北高2−1(得点・斎藤菜々香)、明清高4−0 、札幌大4−0。5日、明清高3−0、帯広北高0−0、小樽コルサリオ1−1(得点・新見友梨)

 早くもJFAからキャンプに招請
リラの水本陽菜選手(DF・山鼻中)が5月15日から19日まで大阪府堺で行われるJFAエリートプログラム女子Uー13トレーニングキャンプメンバーに選出された。

(試合の写真はいずれも5月4日、北海道文教大学明清高校サッカー場、撮影・石井一弘)

 上:上段写真/チーム結成後、対外試合の初戦となった、「とかちFCなでしこ」戦の開始前、笑顔で気勢を上げる北海道リラ・コンサドーレの先発メンバーたち。左から5人目がキャプテンのDF増子(5番)
 上:下段写真/とかちFCなでしこ戦で中央突破するリラ・コンサドーレのMF一ノ瀬(8番)、その右、MF水本(4番)



 上:上段左側写真/帯広北高戦で初ゴールを決めたMF齊藤(7番)に駆け寄って喜ぶMF今立(14番)、中島(17番)、水本(4番)
 上:上段右側写真/帯広北高戦でスピード感あふれるドリブルを見せるFW河合(10番)
 上:下段写真/道文教大明清高との対戦でCKからのボールに身構えるリラの選手たち、左からDF高島(23番)、MF新井(19番)、FW布施(20番)、DF鈴木、MF高貝(22番)、水本(4番)、中島(17番)。明清高は、なでしこジャパンで活躍しているFW高瀬(現在は負傷中)などを輩出している強豪校で、この試合0−4と厳しい“洗礼”を受けた
池田淳 写真はいずれも石井一弘撮影