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地域のスポーツ環境向上を願い寄付、札幌市長から感謝状

14・09・11
 上写真/感謝状を受け取り札幌市の上田文雄市長(左側)と握手をする柴田吉徳さん(右側)。写真はいずれも8月29日、札幌市役所市長応接室


 地域のスポーツ環境向上を願い札幌市に寄付をした柴田吉徳さんに、8月29日、上田文雄市長から感謝状が贈られた。

 柴田さんは、これまでも自身が代表を務める株式会社スポトレンド(創業昭和53年、スポーツ用品の小売業などを展開)を通じて、札幌市サッカースポーツ少年団連盟へ「雷センサー」や、地域の小学校へ「ミニサッカーゴール」の寄贈など、社会貢献活動を積極的に行ってきた。

 今回はサッカーだけではなく、より多くの方のためにと、札幌市市民まちづくり活動促進基金「さぽーとほっと基金」に対し、個人として寄付を行ったもの。この基金は、札幌市が寄付を募り、町内会、ボランティア団体、NPO法人などが行うまちづくり活動を支える制度。

 感謝状贈呈式の後、特別に対談の機会が設けられ、上田市長が携わった初期のNPO活動の苦労話や市民活動への思いを語ると、柴田さんも「市民の私たちが受動的ではなく、自らが能動的に動く市民活動がひろがれば」と、熱のこもった話し合いとなった。

 柴田さんは「この制度は寄付の使途も明確になり、寄付者の思いも伝わる。地域のスポーツ環境向上と、スポーツをする子どもたちのために幅広く活用していただければ幸いです」と期待を語る。

 上田市長は「さぽーとほっと基金は、札幌市が活動を精査し、寄付者と公共性の高い活動をしている団体をつなげることができる。このような制度を良い文化として根付かせるため、札幌市として今後も継続して努力したい。この度は、多額のご寄付をいただき、ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

 今回の寄付のように志のある活動がより一層広がりを見せ、地域のスポーツ文化の醸成につながることを期待したい。

 上田市長は、市長4選や道知事選への期待も高かったが、この3時間後、政界引退の記者会見を行った。


 上写真/感謝状贈呈式終了後に行われた対談の様子。写真左から小角武嗣市民自治推進室長、上田文雄市長、池田佳恵市民まちづくり局長とスポーツや市民活動について話し合いをする柴田吉徳さん(右端)。

編集部