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天皇杯1回戦、ノルブリッツ北海道敗れる

14・08・02
 上写真/前半38分、ノルブリッツの右FKからの攻撃でDF崔準基(右端上の4番)が飛び込むが、一瞬早くtonanサテライトGK中村(32番)がパンチングで防ぐ(写真はいずれも7月26日、札幌厚別公園競技場、撮影・石井一弘)



― 第94回天皇杯全日本サッカー選手権 ―
1回戦で群馬・tonan前橋サテライトに

 第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会の1回戦最終日は7月26日、札幌厚別運動公園競技場で、北海道代表のクラブフィールズ・ノルブリッツ北海道と群馬県代表のtonan前橋サテライトとの対戦で行われた。

 PM2.5微小粒子状物質を含んだ降雨注意報が出る中の試合になったが幸い注意報で済んだ。試合は雨中戦になったが、遠来の群馬代表が2−1で勝ち上がった。2回戦からJ2のコンサドーレ札幌も登場、8月6日午後7時から、同競技場でtonanと対戦する。

 この日の試合は、前半は無風の降雨の中でのゲームになり、シュート数がノリブリッツ6、tonan7と、ゆっくりとした攻守の展開で0−0。後半は、tonanがハーフタイムにFWを交代2トップにして結果を出した。59分に先制され、ノルブリッツは、60分得点男・山田庸介を投入67分に1−1に追い付く。

 これでノルブリッツに勢いがついたが、トップの畠山直人が相手DFの180センチ台の高い守りに阻まれボールが収まらない。左の山田にボールを集めるが、中央でのレシーバーがつぶされる。ノルブリッツベンチは75分、畠山に代え伊古田健夫を投入、山田―伊古田ラインで決定的瞬間を迎えたがシュートが枠を外れた。

 終了間際に、相手にコーナーキックを与え、セカンドボールを拾われて決勝点を与えた。相手DFの高さに、止められた感じが強く、体格の良い畠山の交代が尾を引いたようだ。(池田淳)

(注)tonanは図南と書く。「図南の翼」の諺がある。

 上:上段写真/後半22分?、途中出場したノルブリッツのFW山田(右端)が同点ゴールを決める。左端tonanサテライトのDF星野(4番)
 上:下段写真/後半22分?、同点ゴールを決め喜んでベンチへ走るノルブリッツFW山田(左)とMF名雪(11番)


 上:上段写真/後半39分、tonanサテライトのキャプテンDF星野(左から3人目の4番)が左CKから勝ち越しゴールを決め指を突き上げて喜ぶ。ノルブリッツのGK平加らがピッチに突っ伏し、DF永井(3番)、MF相木(13番)らが呆然
 上:下段写真/tonan前橋サテライトに1−2で破れ疲れ切った表情で試合後のあいさつに向うノルブリッツ北海道の選手たち。左からキャプテンDF倉谷(22番)、MF名雪(11番)、赤坂(7番)、FW山田(18番)、DF土田(10番)、永井(3番)、FW伊古田(16番)、MF三浦(8番)、MF相木(13番)、GK平加

池田淳 写真はいずれも石井一弘撮影