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高円宮杯U−15全国大会、北海道代表の3チームはいずれも初戦敗退

14・01・11
 中学生世代の頂点を決める「高円宮杯第25回全日本ユース(U−15)サッカー選手権大会」が、12月22日から28日の期間、J−GREEN堺(大阪府)他で行われた。

 本大会には、各地区代表の32チームが大阪に集結。北海道地区からは、コンサドーレ札幌U−15(第1代表)、スプレッド・イーグルFC函館(第2代表)、アンフィニMAKI.FC(第3代表)の3チームが全国の強豪に挑んだ。

 22日の1回戦。北海道カブスリーグを制し、2年ぶりに全国の舞台に帰ってきたコンサドーレは、京都サンガF.C.U−15(関西第4代表)と対戦。試合は、立ち上がり前半8分に先制点を奪われ劣勢に。後半巻き返しを狙ったが、逆に1点を追加されそのまま0−2で敗戦。先制点が試合の流れを決めてしまったか―。

 昨年、全国ベスト8のスプレッドは、育成年代に定評のある名古屋グランパスU−15(東海第1代表)と対戦。優勝候補の名古屋相手に粘りを見せ、前半を0−0で折り返す。先制点を奪いたいスプレッドだったが、後半26分に痛恨の失点。後半だけで7本のシュートを放つも、最後まで得点を奪うことが出来ず0−1で惜敗。互角の戦いに持ち込んだことは大いに評価したい。

 アンフィニの相手は、カターレ富山U−15(北信越第2代表)。開始早々の4分に先制点を奪われると立て続けに失点。最後まで相手の勢いを止めることが出来ずに前半4点、後半3点を失い0−7と、悔しい大敗でがっくりと肩を落とした。

 28日に行われた決勝戦では、浦和レッドダイヤモンズジュニアユース(関東第1代表)が大宮アルディージャジュニアユース(関東第4代表)を2−1で破り、8年ぶり2度目の優勝を飾った。

 北海道代表3チームがすべて初戦敗退となった今大会。道内では積雪のある12月下旬に、一発勝負のトーナメント形式は確かに厳しい条件と言える。これは次の高校年代でも課題となっており、北海道勢としては乗り越えなければならない壁である。大会に参加した各選手は、この経験と悔しさを生かし、今後の成長につなげてもらいたい。
編集部