地域のサッカー情報

一覧に戻る

JFAプレミアカップ2012、コンサドーレとSSSが全国大会へ挑戦

12・05・11
 U−15年代で今年度最初の全国大会への切符をかけた「JFAプレミアカップ2012 supported by NIKE 北海道大会」が、東雁来公園サッカー場で4月21、22日に開催された。

 この大会には昨年度の「高円宮杯全日本ユース(U−15)北海道大会」の成績上位4チームが出場。コンサドーレ札幌U−15、SSSジュニアユース、スプレッド・イーグルFC函館、クラブフィールズU−15で全国大会への出場権を争った。

 21日に行われた準決勝。今年は北海道に普及枠が与えられているため、全国大会への出場が2チームに。そのため、この一戦に勝利すると全国大会が決まるとあって各チーム気合が入る。

 第1試合はコンサドーレ対クラブフィールズ。試合前はコンサドーレが優位と思われていたが、クラブフィールズは堅守と鋭いカウンターで対抗。互角の展開で前半をスコアレスで折り返す。しかし、後半にコンサドーレが地力をみせ、クラブフィールズの守りを崩すと、最終的には2−0のスコア。コンサドーレが1枚目の全国切符を手に入れた。

 もうひと山の戦いは、SSSとスプレッド。前半から緊迫した試合展開を見せる両チーム。互いに決定機をつくれないまま迎えた後半、セットプレーから試合が動いた。SSSがCKを豪快にヘディングで合わせ待望の先制点。その後、スプレッドも必死に反撃するが及ばず、リードを守りきったSSSが2枚目の全国切符獲得となった。

 翌22日に行われた3位決定戦でスプレッドが1−0、決勝戦は3−2でコンサドーレがそれぞれ勝利。これにより最終結果は、優勝コンサドーレ、準優勝SSS、第3位スプレッド、第4位クラブフィールズとなった。


 上写真/北海道大会優勝のコンサドーレ札幌U−15。写真提供:LSIN北海道

 上写真/北海道大会準優勝のSSSジュニアユース。写真提供:LSIN北海道


 5月3日から5日の3日間、大阪府・J−GREEN堺で行われた「JFAプレミアカップ2012 supported by NIKE 全国大会」に出場したコンサドーレとSSS。本大会で優勝すると世界大会に出場できることもあり、全国各地域から力のあるチームが出揃った。

 グループAに入ったSSSは、3日の初戦を優勝候補、関東代表の大宮アルディージャジュニアユースと対戦し、2−2のドローと好スタート。しかし、同日に行われた名古屋グランパスU15(東海代表)戦を0−3で落とすと、翌4日のサンフレッチェ広島FCジュニアユース(中国代表)にも0−2で敗れグループリーグ敗退となった。

 一方、グループCのコンサドーレは、3日、ガンバ大阪ジュニアユース(関西第2代表)に1−5で敗れたものの、続くベガルタ仙台ジュニアユース(東北第1代表)に3−0で快勝。翌4日のロアッソ熊本ジュニアユース(九州代表)に3−1で勝ち、2勝1敗。グループ2位となったが、1枠のみのワイルドカードに得失点差で及ばず決勝トーナメントには上がれなかった。

 最終日5日の決勝は、アルディージャとガンバの戦いとなり、攻撃力を生かしたガンバが4−1で勝利、U−15年代、今年度最初の大会で王座についた。

 これにより、優勝チームのガンバには、中国で行われる世界大会「マンチェスター・ユナイテッド・プレミアカップ・ワールド・ファイナルズ2012(開催期間・開催会場未定)」の出場権が与えられた。

編集部