サッカーアラカルチョ

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『みんなでエンジョイスポーツ!』健康・メディカルコーナー

21・01・11
 北のサッカーアンビシャスでは、サッカーファミリーの健康維持につながる情報、スポーツ障害や外傷が起きてしまった場合の対処法などの参考事例として、道内で定評のある病院並びにクリニックの専門医、スポーツ現場に関わる専門家と連携し情報を提供していきます。選手やチーム関係者の方などで思い当たる障害や、万が一起きてしまった外傷などのリハビリ、健康維持などの参考としていただければ幸いです。

※育成年代の子の障害、外傷は、適切な対応を怠るとその子の将来を左右しかねない場合もあります。けがが長引いたり、不安な場合は、セカンドオピニオンも含め、実績と信頼の置ける医療機関をお選びください。また、弊紙からの提供情報はあくまで参考例として、安易に障害や外傷の断定はせず、ご心配な点があれば、必ず専門医の診断を優先してください。


◆今回担当していただくのは、「医療法人社団みつわ整形外科クリニック」の理事で理学療法士の石垣大輔さんです。石垣さんは理事を務めるクリニックの職務にとどまらず、スポーツトレーナーとしても活躍されています。

 今月号は、日頃のスポーツ活動でも役立つ体づくりトレーニングのひとつ「アラウンド ザ レッグ」を紹介していただきます。


「アラウンド ザ レッグ」

【効 果】
⇒不安定な体勢でも、体の中心軸と股関節の動きを感じながら行うことでバランス能力アップにつながり、プレーディスタンスの拡大も期待出来ます。こちらの見本写真では、柔らかい小さなボールを使用していますが、通常サイズのボールでも構いません。


 上写真1(左)/ボールを片方の足の裏でやさしく触ります(写真では右足)。体重を乗せるのは軸足上の股関節を意識しましょう(写真では左足)

 上写真2、3/バランスを取りながら立ち足の周りをボールをタッチしながら転がして大きく1周させます。1周する間、ボールを扱う足は地面に付けずに行いましょう

 上写真4、5/写真4から5の間は、一度ボールを離し、立ち足の後ろ側から通りこして、前でタッチしています。1周回ったら、最初の写真1の体勢に戻ります


◇回数目安:右足3周、左足3周(1周ずつの交互でもいいです)

【ポイント!】
⇒ボールに体重は乗せずやさしくタッチし、なるべく体から離して大きな円を描くように軸足の周りを1周させましょう。また、片足立ちは不安定な状態でバランスは崩れやすいのですが、股関節の使い方で動きをコントロールする意識を持って行いましょう。股関節の動きが分かりにくい人は、鼠径部(そけいぶ:足の付け根)を自分でポンポンと軽くたたいて刺激してみたり、さすってから行うと良いでしょう。


◆石垣大輔氏プロフィル◆
・医療法人社団みつわ整形外科クリニック理事/理学療法士/スポーツセクションマネジャー
・日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
・JARTA認定スポーツトレーナー

―地域のスポーツ活動を応援する北のサッカーアンビシャス連携医療機関―
編集部