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屋良っティーニの教えある記『ただただ無念。。。サッカーアジアカップ』

15・01・26
 パレスチナ、イラク、ヨルダン・・・グループ予選は中東勢ばっかりで、準々決勝もUAE。

 低空飛行のままのような気もしながら、なんとか勝ち続けてきたけれど、本田も香川も調子上がらないまま、最後はその2人がPKを外しちゃうし。

 しかし、いくら中東勢にはサイド攻撃が有効って言ったって、あんなにクロスばっかりあげるかい?

 “サイドに起点をつくって”とは言っても、豊田を入れてんだから“DFラインから縦に入れて豊田が落として拾って、シュート”って方が、あんなに足の止まったUAEからは簡単に点取れたんじゃないかと思うのは僕だけかな〜!?

 長谷部が中盤でコントロールしてシュートで終わってもいい場面では、ワンタッチの強烈サイドパスを出して、運動能力が高すぎる長友が反応しちゃって、モモ裏肉離れさせちゃうし・・・。

 あれでいいのか?!

 もしかして・・・アギーレ、NOプランのままこの大会に臨んだのかな〜!? だって、アギーレになって、なんか変わりました?

 若手を試して、ダメだったから、遠藤戻して、結局ほぼワールドカップのメンバーに落ち着いて。武藤をスーパーサブみたいに使って・・・。

 まだまだ、日本は「ほれ〜 好きにやりんしゃい!!」ってカンジのラテンの監督は向いてないのかもね。色んなことを教えてくれる先生みたいな監督の方がいいのかも。

 いや、いいはず!

 この後、アギーレは自分のことで、ゴチャゴチャするだろうし。。。だれか、ほかの監督みつけることになるでしょうね。どうしてもラテンな監督を望むなら、その中でも一番先生っぽいネルシーニョあたりがいいんではと、勝手に考えている。

 年明け早々、勝手なこと言っておりますが、今年もこのスタンスでよろしくお願いいたします。


◆筆者プロフィル◆
屋良 充紀(やら みつとし)= ロベルト屋良っティーニ
 現役時代はブラジル、エクアドル、コロンビアでプレー、コロンビアではコーチも兼任。
 帰国後、横浜FC泉Jrユースの監督として7年間指導。その後『JFAアジア貢献プロジェクト』で中東のシリアで未来のシリア代表選手を育成するべく、SFA(シリアサッカー協会)フットボールアカデミーを開校しヘッドコーチを務めた。アラビア語で『サッカー指導指針』をつくり、シリアは勿論のこと海を越えてアフリカ・スーダンでも高い評価を得ている。
 現在は横浜市でブラジルのストリートサッカーをヒントに遊び心をくすぐるサッカースクール、『エスコリーニャFC』と、川崎市でジュニアユースチーム『リーベルプント』を設立し、力を注いでいる。また、本紙以外にも『ジュニアサッカーを応援しよう』のホームページで『やら・り〜の基礎サッカー講座』を掲載中。
ロベルト・屋良っティーニ