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一覧に戻る令和6年度全国高校サッカー選手権
25・01・13
冬の風物詩、「第103回全国高等学校サッカー選手権大会」が令和6年12月28日の開幕戦を皮切りに、29日と31日に1・2回戦、年明けの1月2日から13日まで関東圏の各会場で行われた。
本大会は46道府県代表各1チームと、加盟校数が最も多い東京都代表が2チーム枠で全国から計48チームが出場。高校サッカー日本一をかけて争った。
北海道代表の札幌大谷高校は12月29日の1回戦、千葉県の県立柏の葉公園総合競技場で香川県代表の寒川高校と対戦。準々決勝まで40分ハーフの80分で行われる試合は、前半、互いに相手の出方を見ながら隙を見て相手ゴールに迫る展開に。両チームの高い守備意識とゴールキーパーの好守もあり0−0で試合を折り返す。
後半に入り、前への圧力を強めた札幌大谷は後半13分に左サイドを駆け上がったDF瀬山が左足でピンポイントクロスを供給。これを中央でFW真浦がうまく頭で合わせ、ゴール右角に先制ゴールを決めた。
札幌大谷は1点リードを保ったまま試合終盤まで時計の針を進める。しかし勝利目前の41分、寒川が右サイドのロングスローから最後はDF藤原が右足で劇的な同点ゴール。1−1でタイムアップした試合はPK戦に突入した。このPK戦ではなんと14人(2回蹴った選手が3人)まで行い、最後は札幌大谷がPKスコア12−11で勝利。薄氷を踏む戦いで1回戦を突破した。
同会場で行われた31日の2回戦。札幌大谷は今年度プレミアリーグ王者の大津高校(熊本県代表)と対戦。U−18年代日本一のタイトルを持つ大津相手に劣勢が予想されたが、札幌大谷は集中した守備で前半を0−0で乗り切る。
後半に入り、凌ぐ時間帯が続いていた札幌大谷だったが、試合巧者の大津がセットプレーで試合を動かす。後半11分、左コーナーキックから大津MF嶋本が右足で大きくカーブをかけたボールをファーポストぎりぎりに蹴り込むと、DF野口がヘディングで押し込み先制する。
耐えていた札幌大谷はワンチャンスにかけたいところだったが、勢いに乗る大津が追加点を挙げる。20分、大津が右サイドの突破から中央にグラウンダークロス。これをペナルティーエリア内に入った嶋本が右足でゴールに左に流し込み2点リードとした。
一気に試合を決めにかかる大津は37分にもPKを獲得。札幌大谷にとっては嫌な流れだったが、GK高路地が右に飛んではじき出すビッグセーブ。チームも会場の雰囲気も変わった。
そこから札幌大谷は最後まであきらめずにゴールを目指すと試合終了間際の44分(アディショナルタイム4分)に、右サイドを縦パスで抜け出したMF中村が、ドリブルでペナルティーエリアに侵入。最後は相手キーパーとの1対1を制し、ゴール左にボールを流し込む意地の1発。結局札幌大谷は1−2で敗れたが、優勝候補相手に堂々の戦いぶりを見せ大会を去った。
最終13日、国立競技場で行われた決勝は前橋育英高校(群馬県代表)と流通経済大柏高校(千葉県代表)の対戦となり、1−1から延長でも決着がつかずPK戦に突入。最後はPKスコア9−8で前橋育英の2度目の優勝で幕を閉じた。
本大会は46道府県代表各1チームと、加盟校数が最も多い東京都代表が2チーム枠で全国から計48チームが出場。高校サッカー日本一をかけて争った。
北海道代表の札幌大谷高校は12月29日の1回戦、千葉県の県立柏の葉公園総合競技場で香川県代表の寒川高校と対戦。準々決勝まで40分ハーフの80分で行われる試合は、前半、互いに相手の出方を見ながら隙を見て相手ゴールに迫る展開に。両チームの高い守備意識とゴールキーパーの好守もあり0−0で試合を折り返す。
後半に入り、前への圧力を強めた札幌大谷は後半13分に左サイドを駆け上がったDF瀬山が左足でピンポイントクロスを供給。これを中央でFW真浦がうまく頭で合わせ、ゴール右角に先制ゴールを決めた。
札幌大谷は1点リードを保ったまま試合終盤まで時計の針を進める。しかし勝利目前の41分、寒川が右サイドのロングスローから最後はDF藤原が右足で劇的な同点ゴール。1−1でタイムアップした試合はPK戦に突入した。このPK戦ではなんと14人(2回蹴った選手が3人)まで行い、最後は札幌大谷がPKスコア12−11で勝利。薄氷を踏む戦いで1回戦を突破した。
同会場で行われた31日の2回戦。札幌大谷は今年度プレミアリーグ王者の大津高校(熊本県代表)と対戦。U−18年代日本一のタイトルを持つ大津相手に劣勢が予想されたが、札幌大谷は集中した守備で前半を0−0で乗り切る。
後半に入り、凌ぐ時間帯が続いていた札幌大谷だったが、試合巧者の大津がセットプレーで試合を動かす。後半11分、左コーナーキックから大津MF嶋本が右足で大きくカーブをかけたボールをファーポストぎりぎりに蹴り込むと、DF野口がヘディングで押し込み先制する。
耐えていた札幌大谷はワンチャンスにかけたいところだったが、勢いに乗る大津が追加点を挙げる。20分、大津が右サイドの突破から中央にグラウンダークロス。これをペナルティーエリア内に入った嶋本が右足でゴールに左に流し込み2点リードとした。
一気に試合を決めにかかる大津は37分にもPKを獲得。札幌大谷にとっては嫌な流れだったが、GK高路地が右に飛んではじき出すビッグセーブ。チームも会場の雰囲気も変わった。
そこから札幌大谷は最後まであきらめずにゴールを目指すと試合終了間際の44分(アディショナルタイム4分)に、右サイドを縦パスで抜け出したMF中村が、ドリブルでペナルティーエリアに侵入。最後は相手キーパーとの1対1を制し、ゴール左にボールを流し込む意地の1発。結局札幌大谷は1−2で敗れたが、優勝候補相手に堂々の戦いぶりを見せ大会を去った。
最終13日、国立競技場で行われた決勝は前橋育英高校(群馬県代表)と流通経済大柏高校(千葉県代表)の対戦となり、1−1から延長でも決着がつかずPK戦に突入。最後はPKスコア9−8で前橋育英の2度目の優勝で幕を閉じた。
編集部