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高校サッカー選手権北海道大会 北海が接戦を制し全国へ

22・10・27
 北海にググっと迫った光星

  高校選手権が「様変わりした」


 第101回全国高校サッカー選手権大会北海道大会の決勝戦、北海高等学校対札幌光星高等学校の戦いが10月23日札幌市厚別公園陸上競技場で行われた。午後0時、競技場の気温は16.1度、湿度54パーセント。小雨が降ったりやんだり。バックスタンドには、各々のチームのユニホームを着た「全校応援」。黄色と青の反対色がくっきりと、「白いボール」がグリーンの芝生に映えて「決戦を美しく映し出した」。 

 決戦の場には、北海が昨年優勝して2年連続11回目。対する光星は41年ぶり3度目の決勝。振り返れば41年前は「たかはし・室蘭大谷」が全盛の頃で、光星は1980年と82年の過去2回「全国に出場」、1979年には「室蘭大谷が全国準優勝」の次の強豪と脚光を浴びたが「3回戦」止まりだった。

 両チームの今季の北海道プリンスリーグでの対戦では、6月5日第6節北海0−1光星、10月10日第14節では北海1−0光星で互角。今大会は北海が1回戦で滝川西高に3−0、2回戦旭大高に3−0、3回戦旭川実業高に1−1(PK4−3)、準決勝では大谷室蘭高に1−0。

 光星は2回戦から札幌第一高に2−1、3回戦とわの森三愛高に2−1、準決勝では札創成高に0−0(PK4−1)。このPK戦の逸話。延長戦に持ち込んでベンチの小林宏之監督(42)は、飛び上がって喜び、GKをサブのPK専門GK米田幹汰に代えた。今後はやると思うが「面白いアイディア」。JリーグではコンサドーレのDF曽田雄志が変わったことがあるが「選手交代は終了、ピッチ上での交代のみだった」。よーく考えてみると「控えのGKはPK専任を作っておいた方が面白いぞ」。

 北海のスタメンはGK小野寺信、DF大森晴喜、金田凪斗、岩井奏、川合航世、MF佐々木悠土、松永悠生、白桜雅、桜庭平良、FW野村光希、田中準人。

 光星のスタメンは、GK下田和舞、DF伊藤恒太、熊谷灯真、中上瑠基、MF佐藤来音、小原祥郁、合阪楓太、土井駿輔、池田峻大、FW村山琉衣、川合流央。

 両チームの試合に出場した控え選手は、北海はMF栗塚優丞、千葉大雅、FW岡野琉之介、光星は竹内奏登、片岡龍音、甲田宗爾、守村慶大、石田翔哉。

 試合は立ち上がり1分にいきなり動く。北海が左からのCK。MF背番号8松永が左足でキック。ゴール手前に走りこんだFW背番号9田中が「バックヘッド」気味の「すらした」ボールは相手GKの赤のユニホームを突き抜けネットを揺らした。

 しかし、前半のうちに光星が追いつく。背番号9番FW川合のPK成功だ光こった。やったな「ドンベイ」。1996年旧称・コンサドーレ札幌がJFL加盟の1年目。FW川合孝治がいた。よく知っていた。埼玉の浦和市常磐町の出身だ。「もうあの子が高校3年生」。そう十数年前、正月に息子を連れて地下鉄で父と子に会った。お年玉と「500円玉」息子に渡した事を思い出している。

 1ー1で折り返し、決勝点は後半6分。北海GK小野寺からのロングボールをFW野村が競り合いからうまくDFラインの裏に抜け出し右足でゴール。結局、この1点リードを守り抜いた北海が、2−1で勝利、全国出場を勝ち取った。

 全国に挑む北海の島谷制勝監督(53)に道民の期待、あと一歩に迫った光星の小林宏之監督(42)のキャリアは、北海道と静岡で修行。浦和レッズでJリーグ経験。筑波大で教師の免状も取った。そろそろ旭川の先生ドン・富居徹雄監督(50)に追いつき追い越せだ。

 第101回全国高校サッカー選手権大会は12月28日から翌年1月9日まで、国立競技場ほか、関東の各会場で行われる。
池田 淳