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弊紙発刊の書籍が好評につき限定版発売中!【一部抜粋して紹介】

22・01・11
 Amazon初登場でカテゴリー別4位となった「100万円も借りられなかったNPOが、街クラブ日本一の施設を造った奇跡の物語」(出版元:北のサッカーアンビシャス)が、全国のサッカー関係者から注目を集め、「クラブ40周年記念誌同梱版」としてリニューアル発売となった。

 こちらの特装版は、数量限定で現在Amazonでのみ取り扱い中。地域スポーツ関係者には関心の高いクラブ運営や、あっと驚く施設の作り方も実例を基に紹介。ご興味のある方は是非どうぞ。

 本紙では、本の中身を少しずつではあるが紹介している。今回は第三十の巻「国際スポーツ組織で働こう。TIASのご紹介」から一部を抜粋したい(登場人物の年齢、所属、役職などは2017年通常版出版時のものとなります)。


【以下書籍より一部抜粋】

第三十の巻「国際スポーツ組織で働こう。TIASのご紹介」

 ここまで本書では、総合型地域スポーツクラブである「SSSスポーツクラブ(SSS札幌サッカースクール)」の活動と各種事業を紹介してきたが、本格的にスポーツ業界で、しかも世界を視野にしたスケールの大きい活動を思い描いている方には、おすすめの書籍がある。つくば国際スポーツアカデミー・アソシエーション編集の「国際スポーツ組織で働こう!世界の最先端スポーツ大学院でマネジメントを学ぶ」(発行元:日経BP社。編つくば国際スポーツアカデミー・アソシエーション(※)。著者塚本拓也、岡部恭英、盒教鼠此金子史弥)という本だ。

※つくば国際スポーツアカデミー(TIAS)とは
 TIAS(Tsukuba International Academy for Sport Studies:以下、TIAS)は筑波大学が母体となっており、日本政府の全面的な支援を受け、政府が推進するスポーツおよびオリンピック・パラリンピックムーブメント普及のための「Sport for Tomorrow」プログラムの一環である。TIASでは、2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据え、オリンピック・パラリンピック教育をはじめ、最新のスポーツマネジメント、ティーチング・コーチングなど、世界から選出された学生と交流し、幅広く学べるプログラムを提供。2020年東京オリンピック・パラリンピックのレガシーを活用し日本をスポーツ研究の拠点にしようと次世代の国際スポーツ界のリーダーの育成に努めている。


 本の著者でもある筑波大学准教授の盒教鼠沙瓩、SSSの視察に訪れた際には「噂には聞いていましたが、予想以上のホーム施設で、本当に驚きました。日本各地で見てきた総合型地域スポーツクラブはもちろん、自クラブ保有でと絞るとJリーグチームでもここまで整ったホーム施設は珍しいはずですし、私も見たことがないです。自治体や企業の名義ではなく、土地の名義から施設まですべて保有となると、日本有数のホーム施設を持つという評価は間違いないでしょう」と、これまでの多くの視察例と比べながら太鼓判を押していた。

 続けて「SSSでもこのホーム施設を基盤にクラブ規模の拡大も見据え、どんどん積極的な事業展開を目指してみてはどうでしょうか。地域に根ざした活動も大切ですが、そこから育っていく子どもたちには、サッカーは世界一の規模のグローバルなスポーツですので、スポーツを通じて世界で活躍出来るように視野や目標を大きく広げていってほしいと願っています」。

 視察後に行われた特命チームとの会合では、地域のスポーツ活動の内容に留まらず、今後のスポーツマネジメントについて国際的な視野で語り合っていた。その中、日本のスポーツの根強い課題として、スポーツが学校体育の延長として捉えられる側面も多く、プロスポーツ以外の競技や育成の現場では、お金もうけの話は敬遠されてきたことがある。

 しかし世界のスポーツ先進国では、収益構造が確立された立派なビジネスであり、その収益からスポーツ現場に還元される仕組みも出来上がっている。一例としては、大学スポーツ先進国のアメリカでは、一つの大学の1年間のスポーツ産業収入が100億円を超える大学が複数存在するとも言われている。特にアメリカンフットボールやバスケットの人気スポーツでは、大学で専用のスタジアムやアリーナを所有し、大会の入場料収入や放映権収入を得ており、そこからスポーツ現場に還元される好循環があるという(詳しくは「国際スポーツ組織で働こう!」をご覧いただきたい)。

 盒胸瓩蓮屮好檗璽弔慮従譴魏燭任皀椒薀鵐謄アで構成するのは限界があります。今やスポーツ庁の鈴木大地長官もスポーツで稼ぎ、現場へ還元することを広めています。国策としても現在のスポーツ関連ビジネス5・5兆円規模から、15兆円規模への拡大を目指し各種政策が進められており、総合型地域スポーツクラブでも関連するものが出てくると思います」。

 また、今後の社会情勢を含めた視点からは「これからの時代、世界の誰も真似の出来ない先端技術を生かした製造業を除き、人件費で争わなければいけない国内製造業はさらに衰退し、スポーツビジネスを含めたサービス業である第三次産業と掛け合わせたビジネスモデルが拡大するでしょう。そして、ドメスティック(国内向け)産業から、世界74億人を相手にビジネスを展開しなければどのような産業も生き残ることが厳しいのは明白です。

 世界を相手にするためには語学力が大事ですし、私どものTIASでは、国内で初めてすべてのカリキュラムが英語で行われており、世界各国から志の高い生徒が集まってきています。ビジネスでも、スポーツ国際競技組織でもそうですが、枠組みやルールを押し付けられる側にいるのではなく、枠組みを決める側となる世界のスポーツの中枢に日本の人材がどんどん入っていって欲しいと思っています」とも語る。

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックが目前に迫る中、私たちの周りでもスポーツを取り巻く環境が大きく変化しようとしている。国内の各地域でスポーツに携わる人材や仕組みはもちろん大切であるが、今後、スポーツ界で働きたいと考えている若者へは、国内だけに捉われずグローバルなマーケットに飛び込み、世界で活躍してほしいという熱いエールも送っていた(北のサッカーアンビシャスWeb版2017年3月号にも掲載)。


 上写真/SSSの施設を視察に訪れた筑波大学体育系准教授盒教鼠沙瓠クラブハウスの特別観覧室で、執筆した「国際スポーツ組織で働こう!」を持って写真に収まる

◆盒教鼠此淵織ハシヨシオ。1968年東京都生まれ)筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ健康システム・マネジメント専攻准教授。東京大学教育学部卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。
1998年より名古屋大学助手、エジンバラ大学客員研究員(2003‐2004)。
2008年より筑波大学体育系准教授。
2015年からはつくば国際スポーツアカデミー(TIAS)のスポーツ
マネジメント分野ディレクター。専門はスポーツ社会学、スポーツマネジメント


―この続きにご興味のある方は、ぜひ本書でお楽しみください。通常版はAmazonかコーチャンフォー(新川通り店、ミュンヘン大橋店、釧路店、北見店)で、特装版はAmazonでのみ販売しております(Amazonサイト内で、「SSS札幌」、もしくは「SSSサッカー」で検索するとトップページに表示されます)。

 「あなたも奇跡と呼ばれたプロジェクトの証人となる!?」


【書籍情報】
題 名:「100万円も借りられなかったNPOが、
     街クラブ日本一の施設を造った奇跡の物語」

著 者:北のサッカーアンビシャス編集部
    協力SSSドリームプロジェクト特命チーム
    イラスト担当スエリス

発行所:北のサッカーアンビシャス

形 式:A5版300ページ
   (カラー8P、モノクロ292P内イラスト20P)

価 格:クラブ40周年記念誌(カラー20P)付きの特装版は1,210円
    通常版は1,100円(ヤマトDM便での発送)

販売先:特装版はインターネットモールAmazonでのみ取り扱い中
    通常版はAmazonとコーチャンフォーで取り扱い中
(新川通り店、ミュンヘン大橋店、釧路店、北見店。他店舗はお問い合わせ)


編集部