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J1第22節(10月14日 )、札幌は0−3で名古屋にダウン

20・10・16
 3失点はダウンの証拠(証し)

  ストレート・フック・ボディ

 コンサドーレは0−3失点でなすすべもなく敗れ去った。惨めだった。手も足も出なかった。サッカーの攻撃のパターンは、「ハイプレス」や「キック&ラッシュ」、「フォーメーション」、「ミシャ・パターン」だけではない。マッシモ・フィッカデンティ監督は「アグレッシブな試合が出来た」と2年目の試合を終えて、2勝1分け1敗の成績に満足気? 札幌とのJ1対戦成績5勝1分け6敗の「過去」を知らぬ気だった。

 好天に恵まれた名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム(2万223人収容)は、10月14日午後7時30分から2020年明治安田生命J1リーグ第22節名古屋グランパスと北海道コンサドーレ札幌の試合が行われた。なんと8千895人のマスク姿は、新型コロナウイルス禍のこの日行われたJリーグの試合で「最高の入場者」だった。

 試合の方は山本雄大主審(37=京都府出身・国際審判)のホイッスルで7時33分札幌の荒野拓馬のキックオフで始まった。気温21.1度、湿度54パーセントと絶好のコンディション。

 札幌の陣容は4日前の湘南ベルマーレ戦で2−1で5試合ぶりの勝ち星を挙げた3−4−2−1と同様。GK中野小次郎、DF田中駿汰−キム・ミンテ−福森晃斗、WMFルーカス・フェルナンデス−菅大輝、MF(ボランチ)荒野拓馬−宮澤裕樹、MF(シャドー)金子拓郎−駒井善成、FWはアンデルソン・ロペス。控えはGK菅野孝憲、MF檀崎竜孔、白井康介、中野嘉大、早坂良太、高嶺朋樹、FWドゥグラス・オリベイラ。

 名古屋はGKラングラック、DF成瀬竣平−中谷進之介−丸山祐市−オ・ジェソク、MF稲垣祥−阿部浩之−米本拓司、FW前田直輝−山凌吾−マテウス。主な交代選手はDF藤井陽也、FWガブリエル・シャビエル、相馬勇紀、金崎夢生。

 先取点は前半10分、名古屋FW前田がペナルティーエリア内でシュート、これを札幌GK小次郎がセーブ。一度は防いだもののFW山がこぼれ球を押し込んで先制、幾重にも飛び込んでくるFWのストレートさにお手上げだった。その後もマテウス、前田らがGK小次郎に襲い掛かるが「好守」していた(24分飲水タイム)。

 その後27分、札幌は金子が巧みなドリブルでペナルティーエリア内に持ち込み、ロペスに送るがDF陣に阻まれる。40分には福森がCKのチャンスに中央を狙ったボール、これもDFにさばかれた。相手はマテウス、前田、山らが攻撃をかけるが、札幌DF陣も食らいついている。

 だが43分、札幌ペナルティエリア手前で、マテウスが倒されFK。札幌は防御を敷くが、キッカーはマテウス。44分、壁の上からドライブしたボールは、GK小次郎が飛びつくことも出来ずネットを揺らした。アディショナルタイムは2分。0−2で折り返しになった。


【監督のハーフタイムコメント】
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
 「前半の入りが悪かった」、「イメージをみんなで共有していこう」、「リスク管理をしっかりとしていこう」

■名古屋グランパスのマッシモ・フィッカデンティ監督のコメント
 「コンパクトを保って中央を気をつけよう」、「2−0は気をつけないといけないスコア、集中して勝ちきろう」


 後半の頭に札幌は選手交代。宮澤がオリベイラに。福森が高嶺へと監督の采配ミスが露呈した。ロペスはちょっぴり寂しそうで、オリベイラにボールが集まる。7分ペトロビッチ監督が、再三オリベイラの相手マークのしつこさに「抗議」、主審に「注意される」場面も。

 後半14分。今度は名古屋の選手交代。前田OUT相馬IN。MF阿部のところにFWシャビエルが入る。

 15分名古屋・FW相馬にイエローカード。(24分飲水タイム)ここまで、両軍の攻防が続くが、札幌は前節2得点の金子に代えて早坂を入れる。

 名古屋は交代で入ったFWシャビエルが、足を引きずる場面が多くなり28分、金崎と交代。29分から4−4−2の布陣になり、2トップは金崎と山となった。

 札幌は33分にピンチを迎えるが、GKとDFの守りで耐えているような雰囲気。だが34分、名古屋に3得点目を許す。ボディブローが徐々に効いてきたのか。名古屋FWマテウスに向けた長いくさびのパスを一度スルーし、FW山に渡る。身を翻し裏に抜けたマテウスに山がスルーパス。受けたマテウスは走り込んできたMF稲垣に落とし、右足でシュート。左ゴールポスト内側に当たったボールは、そのままネットを揺らした。

 札幌は3失点になすすべを失い、WMFルーカスと白井が交代。白井が右サイドを駆け上がるが「3失点」はどうすることもできなかった。この後、DF田中にイエローカード。

 名古屋の選手交代があり、アディショナルタイムは4分。48分にマテウスに体をぶつけたミンテに警告(イエローカード)が出て、後味の悪い終末になった。

 2020年明治安田生命J1リーグ第23節は10月18日午後1時から北海道コンサドーレ札幌(14位)はホーム札幌ドームで、鹿島アントラーズ(6位)と対戦する。


■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
 「今日の試合は前半がすべてでした。立ち上がりから相手の勢いに呑まれてミスを連発して、失点以外にも得点されてもおかしくないシーンがいくつかありました。失点のシーンについて言えば、十分に対処できる状況にあったと思いますが、ハッキリとクリアできず相手に拾われて最後は押し込まれてしまった。非常にもったいない失点だった。

 後半は悪くない入りで、得点になってもおかしくないシーンがあったと思う。その中でFKからのヘディングシュートがポストに当たりましたが、あれが入って1−2になっていれば、試合の展開がもう少し違った形になったかもしれません。後半、得点するべく選手たちは走って、チャンスも作ってくれたと思いますが、なかなか相手のゴールをこじ開けるまでには至らず、そのあともう1失点しての敗戦になりました。今日のゲームに関しては名古屋が我々を上回っていたと。前半の我々の出来がすべてだった。ミスが多かったと思います」

■名古屋グランパスのマッシモ・フィッカデンティ監督のコメント
 「前半からすごく良かった。相手がボールを持っているときに、すごくアグレッシブで、すぐにボールを奪う態勢に全員がなって戦えた。マイボールの時にも、より前の選択肢を優先していた。ゴールが2点入ったのは良かったが、少なくても3点4点と、普段だったら決めないといけないシュートを外してしまったなという思いもある。

 後半は、ある程度バランスを崩しても攻撃してきた札幌に対して、もう少し早い時間帯に3点目が取れたら理想的だったが、この日程で走り切った選手に対して失礼だと思うし、3点目も稲垣(祥)の本当に素晴らしいゴールだったので、選手に対して言うことのないゲームだったと評価したい」
池田淳