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「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 2 横浜FC

20・07・01
 7月4日、2020年明治安田生命J1の第2節が始まる。「新型コロナウイルス」のまん延で2月22日の第1節終了後、約5か月の中断後の再開。世間では「マスク」が外せない状況だが、Jリーガー、審判、大会関係者の3千7百余人の「PCR検査」は全てが陰性だった。

 北海道コンサドーレ札幌は第1節の対柏レイソルと戦い2−4で敗れ16位のスタート。4日は午後6時から横浜FCとアウエーのニッパツ三ツ沢球技場で対戦する。

 横浜FCは1999年、横浜フリューゲルスが横浜マリノスに吸収合併され、消滅。その後サポーター有志が結成し、「横浜FC」に。JFLで2年戦い2001年J2に加盟した。06年J2で優勝、J1に昇格したが1シーズンでJ2に降格、2018年3位。19年2位で昇格した。コンサドーレとはJ2での戦いしかなくコンサドーレの10勝9分け12敗。

 キングカズこと三浦知良選手は(1967年2月26日、静岡県生まれ。城内FC−城内中学校−静岡学園高−ジュベントス−サントス−マツバラ−キンゼ・テ・ジャウ−コリチーバなどブラジル各地でプロ選手として活躍)、1990年読売クラブ(現東京ヴェルディ)入団。94−95年イタリア・ジェノア。帰国後98年までヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)、98−99クロアチアのディナモ・ザグレブ。99−2000年京都パープルサンガ(京都サンガF.C.の前身)、01年−05年ヴィッセル神戸、05年横浜FC、06年シドニー(オーストラリア)に短期間在籍。この後2006年から2020年横浜FC在籍16年。(ちょっと長いね?)

 2年目の下平隆宏監督(48)は「07年と同じ轍は踏まない」と、意気軒昂だ。


 【札幌の秘策】コンサドーレは凄いことになっている。第2節の横浜FC以降3ゲームも千葉県で合宿中に、鹿島アントラーズ、湘南ベルマーレ、ベガルタ仙台と対戦する。ペトロビッチ監督以下選手、コーチらは、日本代表選手の新築の練習場を提供されている。その名も「高円宮記念JFA夢フィールド」。ミシャ監督の「ブラボー」は、記者侵入禁止令で聞けないが、(株)コンサドーレの野々村芳和社長が「野々村流」(道新)で、「万全の態勢」を喜んでいた。

 合宿地を「関東に拠点を置くこと」でJリーグに相談した。夢フィールドの利用を、高校−大学とつながりのあるJFAの反町康治技術委員長に相談したところ、チームの遠征費用負担の4試合分の「遠征費」で済む。この結果、「日本サッカー協会側にも協力してもらえる」形が出来たという。上出来でした。これが、今回の【札幌の秘策】でしたね。
池田淳