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プロカメラマン“石井一弘の目”『チャナティップの妙技』

19・12・11
 今回のプロカメラマン“石井一弘の目”では、2019年6月号に続き、再びチャナティップに着目してみました。

 12月7日の最終戦、明治安田生命J1リーグ第34節の相手は川崎フロンターレ。10月26日のルヴァンカップ決勝では川崎Fに延長PK戦の末に敗れ、札幌は準優勝に終わりました。その悔しさを晴らそうと、選手は一丸となって向かって行ったと思います。もちろん、チャナティップもそのひとり。

 結果、今回の対戦は1−2で敗戦。ルヴァンカップ決勝の雪辱を期した札幌でしたが、結局、決勝戦の教訓を生かしたのは川崎Fだったような気がします。

 試合の流れは、開始早々に2失点の札幌。なんとか状況を打破しようとチャナティップは奮闘します。相変わらずの巧みなボールコントロールと素晴らしいボディバランス、勝利を目指す負けない気持ちを披露した連続写真です。


    (写真はいずれも12月7日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上写真/前半15分、ボールをキープする札幌MFチャナティップ(18番)に川崎MF田中(24番)、DF守田(6番)が体を寄せてくる


 上写真/2人のうまい寄せでチャナティップが押しつぶされそう


 上写真/ボールに視線を向けながら懸命に持ちこたえる、後方は守田


 上写真/ついに倒されるが、それでもなお、右足で前方のMF荒野にパスを通した。技術だけでなく、小さな体から湧き出るような闘争心も素晴らしい


石井一弘