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「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 34 川崎

19・12・03
ドームで有終の美 気になる大分の勝敗

 勝ち点46の8位北海道コンサドーレ札幌が、勝ち点57で4位の川崎フロンターレと対戦する。川崎はベスト3(ACL出場権)の懸かる試合で、勝ちたい。コンサドーレはホーム札幌ドームでの最終戦は「ミシャの胴上げ」、「有終の美」を飾りたい。さらにJ2上がりの大分トリニータが、気になる7位。せめて「7位で終わりたい」は、大分とセレッソ大阪戦も気になる。チョット欲張りかナー。

 相手の川崎は、ルヴァンカップ決勝の3−3からPK戦で競り負け「準優勝」。リベンジの機会は〇〇君以上にサポーターも期待しているだろう。

 川崎とは今季2戦して1−1(J1第15節=6月14日)、ルヴァンカップ決勝(10月26日=3−3)。その好調川崎にアクシデント。11月2日のサンフレッチェ広島戦でMF中村憲剛が左ひざに大けが、7か月のリタイアが発表された。前節の横浜F・マリノス戦は1−4で敗戦、なすすべを失っていた。

 試合は12月7日午後2時から、札幌ドームでキックオフする。


 【札幌の秘策】札幌はベストメンバーで臨める。全て監督・スタッフの思い通りの采配が期待できるだろう。前節のジェイのヘディングシュート、締めの鈴木武蔵の得点、サガン鳥栖のスタジアムが静まり返る、驚きの展開だった。

 しかし、これまでの試合経過をたどると、チームは「限界の選手と切り貼りの作戦」で潜り抜けてきた。一人欠けても困る中心選手の疲労と警告カードはもう大丈夫だ。33節の対鳥栖戦が「最高の布陣だろう」。ペトロビッチ監督が心配するのは、「選手の疲労度」。チャナティップ、菅大輝の左サイド。右サイドの白井康介、荒野拓馬。さらにFKの「鬼」に生まれ変わった福森晃斗。進藤亮佑、宮澤裕樹、キム・ミンテ、深井一希だって、「気力」で息をしているようなものだ。「全てが噛み合ってほしい」。

 朗報が入った。GKク・ソンユン、キム・ミンテの来季の継続が発表された。

 気になる大分の方は、リーグ最終戦なので同日・同時スタート。今季セレッソとはアウエーで0−0。ホームでは上位との対戦は0−1が多く、勝っているのはマリノスだけ。なんか変だ。しかし、J3から指揮をして来た片野坂知宏監督とは来季も「続投」の契約が発表になっている。
池田淳