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J1第23節(8月17日)、圧巻のゴールラッシュで清水に大勝!

19・08・22
 8月17日、北海道コンサドーレ札幌はアウエーのIAIスタジアム日本平で12位(勝ち点28)の清水エスパルスと対戦した明治安田生命J1リーグ第23節。札幌は、前半2ゴールを奪い試合を優位に進めると、後半も怒涛の攻撃で6ゴールを加算。終わってみれば8−0とクラブ新記録のゴールラッシュで大勝となった。

 前節のリーグ戦から一週間の準備期間があった札幌と、水曜日に天皇杯があり疲労が心配される清水の一戦。その影響が大きかったか、立ち上がりから札幌の勢いが勝り、清水陣地に押し込んでいく。

 ボールを思い通りに動かし相手の隙をうかがう札幌は、前半から幾度も決定機を作り出す。まずは前半10分、右サイドからDF進藤がセンタリングを送ると、清水GK西部がパンチングではじく。こぼれ球をペナルティーエリア手前中央で拾ったMFチャナティップが奪いに来る清水DFをかわし右足を振り抜く。放たれたシュートはGK西部とゴールカバーに入っていた清水DF立田に当たったが、勢い勝りゴールに吸い込まれた。

 さらに攻め込む札幌は24分、左サイドを突破したMF菅が左足でクロス。ファーサイドに走りこんだFWジェイが打点の高いヘディングでネットを揺らし、リードを2点に広げる。

 その後札幌は、落ち着いて試合をコントロールし始め、清水にチャンスを作らせることなく、試合を折り返す。

 後半、ホームで負けられない清水は開始からFWジュニオール・ドュトラを投入。得点への強い意志を見せるが、次の1点を奪ったのはまたしても札幌だった。

 後半4分、右サイドからのコーナーキック、蹴るのはDF福森。左足から放たれたボールはカーブが掛かりながらゴール正面に飛んでいくと、進藤が体を投げ出しながら頭でゲット。これで進藤はDFながら今季5得点と、抜群の攻撃センスを見せた。

 この得点で清水の気持ちが切れたのか、前線、中盤、最終ラインがバラバラになりプレッシャーもかからず、ボールを奪うことが出来ない。すると、札幌の勢いが増しゴールラッシュが始まる。

 後半12分、ハーフウェーライン付近でボールを受けたMF鈴木がドリブルでペナルティーエリア手前まで運び、そのまま左足でミドルシュートを沈め4点目。30分には左サイドをチャナティップが持ち上がり、中央に走りこんだジェイにスルーパス。これを完璧なコントロールから流し込み5点目。さらにジェイは直後の34分にもチャナティップのアシストから得点を決めてハットトリックを達成し6−0。

 それでも終わらない札幌の攻撃。清水サポーターのため息をよそに後半39分、ペナルティエリア手前のフリーキックのチャンスにキッカーは福森。左足で強くインパクトした弾丸シュートがクロスバーをかすめて突き刺さり7点目。最後は45分に左サイドを崩したFW岩崎からのグラウンダーの折り返しにチャナティップが左足で合わせて8点目でタイムアップ。

 試合を通して清水に反撃の機会を作らせないまま大差で勝利を収めた。これで札幌は10勝5分8敗、勝ち点35で順位1つ上げ6位となっている。

 次節札幌は8月24日に首位を走るFC東京(勝ち点48)と札幌ドームで対戦する。
編集部