北海道コンサドーレ札幌ピックアップ情報

一覧に戻る

「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 7 C大阪

19・04・08
「伸二」をスタメンで!相手はスペインだ

 3連敗して2勝4敗の15位・北海道コンサドーレ札幌は4月13日午後3時からアウエーで11位のセレッソ大阪とヤンマースタジアム長居で対戦する。札幌のエースだった都倉賢が今季移籍したチームだ。監督はスペインの名将・ミゲル・アンヘル・ロティーナ氏(61)。2年間J2東京ヴェルディを率いて、それ以来のコーチ、イヴァン・パランコ・サンチアゴ氏(39)と共にJ1の舞台にやってきた。

 スペインでは、東洋のJリーグが最高のチーム、選手がそろっている―との評判。ヴイッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタ(34)はじめ、FWダビド・ビジャ(37)、サガン鳥栖のFWフェルナンド・トーレス(35)、MFイサーク・クエンカ(27)ら16人が来日、選手をして活躍している。

 1999年のFIFAワールドユース選手権・ナイジェリア大会の日本代表はスペインと決勝を争った。小野伸二(39)が、U−20の代表だったが、累積カードで出場停止。稲本潤一(39=J3SC相模原へ移籍)もスタメンを外れていた。結果は0−4の大敗だった日本代表がFIFA主催大会での初の準優勝だった。この大会で日本から小野伸二と本山雅志(39=J3ギラヴァンツ北九州)がベストイレブンに選ばれた。


 【札幌の秘策】ペトロビッチ監督がさらに落ちこんでいる。勝ち点6で3チームが並んでいるが、得失点差で15位。ワースト3には、ベガルタ仙台、サガン鳥栖、清水エスパルス。

 札幌の勝てない訳は、「パニックに陥っている」とは言わないが、「冷静さ」と「攻守のバランス」が欠けている。チーム全体が「浮足立って」いる。

 大分トリニータ戦で、3バックが機能していない。キャプテンの宮澤裕樹にCB「リベロ」的な攻守をやらせるなら、「攻めたら」シュートで終われと指示を出したい。宮澤にベッケンバウアーを「夢見させる」なら、行ったり来たりは無理。さらに相手のFW藤本憲明はノリノリの5試合5得点だった。キム・ミンテの「しつこい」マークが必要だった。宮澤をボランチの荒野拓馬のところ。森保一監督が来るからと23番は無いだろう。ブラジルの7番は好調だよ。それより先発の中で、指示できる「伸二」が必要だろう。
池田淳