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「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 18 名古屋

18・10・24
ホーム名古屋は「イケイケ気分」

 北海道コンサドーレ札幌は10月28日午後3時から、名古屋グランパスの本拠地パロマ瑞穂スタジアムで、台風12号襲来のため延期した第18節を戦う。札幌は現在6位(12勝9分け8敗)の勝ち点45。名古屋は14位(10勝4分け14敗)の勝ち点34。一昨年、初めてのJ2降格をして2017年風間八宏監督のもと「昇格プレーオフ」に勝って3位で復帰した。

 今季は引き続き風間監督がさい配を振るっているが、札幌には4月の6節で0−3で完敗した。札幌は勢いに乗ってこの間、4節から負け無しの11ゲーム(7勝4分け)の快挙をやってのけた。

 最近の名古屋は直近5試合で◯●●●◯で、今月19日の柏レイソル戦を1−0で辛勝ながら連敗阻止、「これで行ける」とサポーターの意気も上がっている

 【札幌の秘策】あと1勝でJ1残留が懸かっている。もちろんACLにも手が届く位置にいる。慢心はしてないだろうと思うが、新参者には、このプレッシャーが「重いんです」。ペトロビッチ監督は何度も経験しているだろうが、「ところ変われば品変わる」。練習やミーティングでは、「わかったつもりが、試合になれば―」である。「そんなはずではなかった」。

 札幌のシステムは3−4−2−1で名古屋は4−3−3。たぶん堅物の風間監督だから変えてこないだろう。ぺトロビッチ監督は最近キャプテンの宮澤裕樹を3バックの頂点、GKと3バックの空間を埋めるために、またトップへのパスカットのために使っている。中央のボランチに気の利く選手がいない。

 荒野拓馬を置けば、動き回りは良いが、必ず一回はチョンボをやる。何年やってんだよ、と言いたくなる。みんなでカバーし合おう。それがチームだ。

 左の攻撃陣チャナティップと菅大輝。右の駒井善成と三好康児は定着。あとはFW都倉賢とジェイの使い方。2人同時もいいが、先発ジェイ、最後に都倉の頑張りが見たい。
池田淳