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「池淳の岡目八目」コンサドーレの秘策を探る 30 湘南

18・10・16
上昇気流 ツキまくる湘南と決戦

 北海道コンサドーレ札幌は、10月20日アウエーでサッカー街道1号線沿いの湘南ベルマーレと対戦する。きっとShonan BMWスタジアム平塚での午後4時からの一戦は、満員だろう。ルヴァンカップ決勝進出、横浜F・マリノスとの決勝、初出場の重みを知ったファンで埋め尽くされるだろう。Jリーグどころで無いよーとサポーターは言うが、久しぶりに気合が入っている。

 湘南を率いて7年目の諜裁監督。湘南で監督業を始めたJリーグの中でもっとも「一途」な人物。現況ではJ2松本山雅FCの反町康治監督と同じ7年。まだ長いのが、香川県出身の北野誠監督が率いるJ2カマタマーレ讃岐の9年は凄い。ちなみにJ1では次席に、V・ファーレン長崎の高木琢也監督が6年目で頑張っているが―。

 ここに来て、地に足の着いた指揮官の指導が、サポーターと地元の広い支援を生む要因になる。

 湘南の気運は今年の補強が徐々に実りつつある。浦和レッズからの梅崎司や広島からのミキッチ、韓国からイ・ジョンヒョプらを迎え、得点力が徐々に増してきている。相対的には、選手個々の技量が増し、モチベーションが上がっている。現在13位で、上を狙う力は十分ある。


 【札幌の秘策】Jリーグの公式記録の順位表に「直近5試合」の記録がある。札幌は2勝3敗のワースト6で、ヴィッセル神戸が4敗、監督が更迭された。トップを走っていたサンフレッチェ広島が2連敗で1勝1分け3敗。柏レイソル、ジュビロ磐田、名古屋グランパスが3敗ゾーン。

 札幌の足踏みの原因は何だろう。ペトロビッチ監督の基本「パスアンドゴー」のサッカーが見破られ、フォーメーションが決まってくると、要所を摘まれる。そこで個の力をアップしなくてはならない。スタメンを張れるメンバーの次の選手がいない。さらに3バックは、進藤亮佑―キム・ミンテ―福森晃斗で、J1リーグで通用する武器があるのは福森ぐらい。ミンテと宮澤裕樹を代えて、成功したように見えたが、本物ではない。ギリギリのプレーはファウルを覚悟。主力3選手の同時出場停止は、日本の諺(ことわざ)「無理が通れば道理がへこむ」。

 この全てを解決するには「個の力の成長」しかない。ミシャのフォーメーション中心のチーム造りでは、持続的な「チーム造り」は出来ない。
 行き詰まりが、見え始めた。
池田淳