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J1第15節(5月20日)今季最多の4失点で神戸に完敗。無敗記録止まる

18・05・25
 5月20日、アウエーのノエビアスタジアム神戸で行われた北海道コンサドーレ札幌対ヴィッセル神戸のJ1第15節。札幌は、神戸に先制点を許すと、勢いに飲まれ前半に2失点。後半に入っても流れは変わらず1点を追加され、さらに札幌は2人の選手が立て続けに退場。その後、ダメ押しの4点目を決められ、0−4の大差で敗戦。札幌のリーグ無敗記録は11でストップした。

 W杯中断前最後の試合となるこの一戦。ペトロビッチ流が浸透し、3位と好調をキープする札幌と、前節にジュビロ磐田を相手に2−0の完封勝利で勢いに乗っている7位の神戸。特に前節1ゴールずつを挙げたFWウェリントンとFW渡邉千真の強力2トップに注目が集まった。

 アウエーの札幌は、慎重に試合に入ったはずだったが、前半9分、警戒していたウェリントンに手痛い一撃をくらう。神戸右からのコーナーキックを神戸MF藤田が右足でカーブのかかったボールを送る。中央にいたウェリントンは、札幌DFキム・ミンテにあっさりと競り勝ち、ヘディングで豪快にネットを揺らした。

 これで勢いに乗った神戸は、前半23分にも追加点を奪う。神戸MF田中がペナルティーエリア左でボール持ち、対峙した札幌DFの間から、グラウンダーでクロスを中央に送る。これを巧みなポジショニング取りからフリーとなっていたウェリントンが、右足のインサイドで蹴り込み、この日2得点目。

 反撃に出たい札幌は、ポゼッション率を高めて攻め込もうとするも、連係ミスやラストパスの精度を欠き、ゴール前へ迫るシーンを多く作れない。前半は神戸に思い通りのサッカーをやられた形で2点ビハインドで折り返す。

 後半、流れを変えたい札幌は開始からMF三好に代えてFWジェイ、MF菅に代えてDF石川を投入。一気の2枚代えで得点を狙いに行く。この交代策が効いたか、惜しいチャンスを演出。後半6分、チャナティップの中央へのカットインから右足シュートは枠の外。直後の8分には、キムのクロスからジェイのゴール至近距離からのヘディングは、惜しくもポスト直撃。さらにこぼれ球を拾ったDF進藤が右足を振り抜くも神戸DFの体を張ったブロックにあい絶好機を逃した。

 得点を決められなかった札幌は神戸の逆襲を受ける。後半10分、神戸GKキム・スンギュのゴールキック。これが一気に前線のウェリントンのところまで飛んでいき、ウェリントンは頭で札幌DFラインの裏へ流す。これに走り込んできたFW渡邉が、札幌GKク・ソンユンの飛び出してきた脇を右足ワンタッチで流し神戸が3点目を挙げる。

 大勢を決められた札幌は、後半24分にDFキムが、後半28分にはMF宮澤がそれぞれ2枚目のイエローカードをもらい退場処分。残り時間9人で戦うはめとなり、この試合のちぐはぐさを象徴するような展開だった。 

 数的不利になってからも懸命に戦った札幌だったが、後半42分にはウェリントンのうまいノールックパスを受けた渡邉に2ゴール目を決められ、そのまま0−4のスコアで完敗。これで札幌は7勝5分け3敗、勝ち点26のまま、順位を5位に落とした。

 しかし、前半戦を通してこの順位と攻撃的なチームへの変貌は上出来と言える。中断期間を利用し、さらにミシャ流サッカーを浸透させ、後半戦も上位に食らいついていきたい。

 次節札幌はW杯中断期間後の7月18日に札幌厚別公園競技場で3位(勝ち点27)の川フロンターレと対戦する。
編集部