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J1第8節(4月14日)、エース都倉3戦連発弾!アウエーで柏に逆転勝ち

18・04・17
 4月14日、北海道コンサドーレ札幌はアウエーの三協フロンテア柏スタジアムで、勝ち点11で並ぶ7位の柏レイソルと対戦。前半、立ち上がりに柏に先制を許すも、FW宮吉の今季初ゴールで追いつく。同点で終えるかと思われた試合終了間際、FW都倉の3戦連続弾で2−1と逆転勝利。これで札幌は5戦負けなしの3連勝で、4勝2分け2敗の勝ち点14とし、順位を4位に上げた。

 連戦による疲労やけがもあり、前節からスタメンを3枚入れ替えて臨んだ札幌。アウエーの地でチームの総合力が試される一戦となった。

 札幌は試合立ち上がり、連携が上手く取れずに守備で後手を踏んでしまう。守備ブロックの隙間に入ってくる柏の選手をつかまえることが出来ず、フリーでボールを受ける相手にチャンスを作られた。

 その流れで前半9分、柏MF亀川が左サイドのペナルティエリア付近でボールを受ける。亀川はドリブルで縦へ抜けるとみせた中へのカットインから札幌DFをあっさりとかわし右足を一閃。鋭いシュートが体を投げだした札幌の選手に当たり、そのままゴールに吸い込まれ先制点。

 昨季まで札幌のアウエーの戦いでは、ここで気落ちしそうな状況だったが、今は苦境を跳ね返すメンタルと攻撃的な姿勢が備わってきている。

 札幌が前への圧力を強めると前半13分、すぐに試合を振り出しに戻す。MF兵藤が右サイドで開いて待つFW三好に展開。三好はルックアップから得意の左足で中央へ鋭いセンタリングを送る。これに素早い反応を見せたのはリーグ戦初先発の宮吉。クリアに来る柏DFより一瞬早く体をひねるようにヘディング、ボールをネットに突き刺した。

 その後は柏にボールを支配されピンチを迎えるが、体を張った守備やポストにも助けられて失点を回避。1−1で試合を折り返す。

 後半に入ると守備の修正をした札幌が主導権を握る。ボールを奪う回数が増えたことで攻める時間も長くなり、度々チャンスを作り出す。

 後半2分にはMF駒井があげたクロスを宮吉がジャンピングボレーで合わせるが柏GK桐畑のファインセーブにあう。さらに後半27分、MF菅がドリブルで仕掛けペナルティエリア手前からミドルシュートを放つもGK正面。続く後半34分のコーナーキックからDF石川がヘディングで狙うがここもGKがセーブ。あと一歩で得点を奪えない。

 同点のまま試合終盤となるも、駆け付けた多くの札幌サポーターはここ最近の勝利の方程式の予感が高まっていく。

 すると後半42分、左サイドを突破した都倉がセンタリングを送るとボールは逆サイドへ流れる。これを拾った三好が粘って再び中央へ折り返すと、柏DFと競り合いながら頭から飛び込んきたのは都倉。体ごとボールをねじ込むような迫力満点のダイビングヘッドで逆転ゴール。エース都倉の代名詞となりつつある終盤の劇的弾で札幌が2−1の勝利をもぎ取った。

 札幌の次の試合は、ルヴァンカップグループステージ第4節(4月18日、ヤマハスタジアム)ジュビロ磐田戦を挟み、4月21日に埼玉スタジアム2002で浦和レッズとJ1リーグ第9節を戦う。
編集部