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プロカメラマン“石井一弘の目”『踏んだり蹴ったり』

17・10・11
 上写真/アルビレックス新潟戦の前半33分、ゴール前に突進する札幌FWジェイと体を張って守る新潟GK大谷(9月23日、札幌ドーム、撮影:石井一弘)

 9月23日に札幌ドームであったアルビレックス新潟戦でこんなシーンがあった。

 前半33分、ゴール前に突進する札幌FWジェイと新潟GK大谷が激突、ジェイの大きな足が大谷の胸から腹にかけて踏みつけるように入っている。ジェイの足は止まっている。危ないと思ったジェイが瞬時に足の動きを止めたのかもしれない。大谷の顔はブレブレで歪んでいる。瞬時の動きがいかに速いかであろう。

 結果的にはジェイのオフサイドの判定でけがもなく試合は続行された。ピッチサイドで写真を撮っていると、ゴールライン付近の攻防でよく“ガキッ”というような音を聞く。骨と骨がぶつかる音だが、二人が立ち上がるとよくけがをしないものだと感心する。

 だが、大きなけがになることもある。実際、札幌でもベテランMF稲本やDF増川、若手のホープMF深井など、ほとんどシーズンを棒に振った。ジュリーニョは登録を抹消してブラジルに帰国している。復活した選手はトップフォームに、リハビリ中の選手には早期に復帰出来ることを祈っている。

石井一弘