昨年Ｊ１得点王ウタカをどうする

　４月８日午後７時からＦＣ東京とホーム札幌ドームで対戦する。昨年サンフレッチェ広島で活躍したピーター・ウタカ（３３）が３月１日、突然の期限付き移籍でＦＣ東京に入団、４月１日のサガン鳥栖戦で登場した。風邪気味ということで後半から出場２得点、３−３の引き分けに終わったが迫力があった。

　２年目の篠田善之監督（４５）は、昨年途中の７月から城福浩監督の解任で同チームコーチから昇格した。選手時代はアビスパ福岡が長く２００８年から１１年まで監督を務めていた。その後ＦＣ東京などのコーチングスタッフを経験している。今季の注目は大型補強でＦＷ大久保嘉人（川崎フロンターレ）、永井謙佑（名古屋グランパス）、ＭＦ高萩洋次郎（広島−ＦＣソウル）、ＤＦ太田宏介（フィテッセ＝オランダ）らで、ＧＫは大久保択生（Ｖ・ファーレン長崎）や全国高校選手権初優勝の青森山田からルーキー廣末陸ら、４人とも新入団。ＧＫコーチもジョアン・ミレッ（スペイン）が就任した。

　ポゼッションから右の永井のキラーパスと大久保の突っ込み。トップにウタカを据えるとＦＷのシャドーが武器になる。

　【札幌の秘策】相手ＦＷの大久保、永井らをフリーにしない。左ＤＦに４バック気味のストッパーを置きたい。４月２日のヴァンフォーレ甲府のスタートのような攻撃を目指そう。早めのシュートが好結果を生みそう。相手ＧＫはまだ不安定だ。ウタカが出たら、河合竜二で勝負だ。