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J1第3節(3月11日)、今季初のホーム、大声援を受けC大阪とドロー

17・03・14
 北海道コンサドーレ札幌は3月11日にホームの札幌ドームでセレッソ大阪と対戦。タレントぞろいのセレッソに対し、固い守備で対抗したい札幌だったが早い時間帯に得点を許す。後半、交代策がはまりサイドからの攻撃が増えた札幌はFW都倉のヘディングで同点。一気に畳み掛けたかったが、追加点は奪えず1−1の引き分けに終わった。

 2012シーズン以来5年ぶりとなるJ1の舞台で今季初のホームゲーム。相手は昨季J2でしのぎを削り合い、さらに大型補強で注目のC大阪とあってドームには約2万2千人の観客が集結した。ともに今季初白星を狙うゲームはいや応なしにヒートアップしていった。

 試合は、前半開始2分に札幌MF田中が左サイドからクロスを入れ、都倉がヘディングシュート。これは枠を捉えきれなかったが気合十分の立ち上がりを見せる。しかし徐々に個人技で上回るC大阪ペースになっていき、札幌陣内に侵入する回数が増える。

 すると前半13分。札幌陣内中央左からのFKをC大阪MFソウザが右足でゴールに向かって行くボールを入れる。これに合わせたのがC大阪DFマテイヨニッチ。激しい競り合いの中でもうまく体を捻りながら頭で合わせ先制点。

 札幌の惜しい攻撃は前半23分。ハーフウエーラインからMF宮澤が前線へロングフィード。これを都倉が頭でペナルティーエリア内へ送り、混戦の中ボールはDF横山からMF兵藤へ。兵藤のシュートはキーパーの脇を抜けるもC大阪DFにカバーされ得点ならず。一進一退の激しい攻防を見せ0−1のまま折り返す。

 ホームで負けるわけにはいかない札幌は後半14分、ペナルティーエリア手前左のFKをDF福森が得意の左足で直接狙う。正確な軌道を描いたキックだったがC大阪GK丹野の片手でのファインセーブにはじき出された。同点の予感が出始めた札幌は、後半22分までに交代カード3枚を使い切り、四方田監督が一気に勝負をかける。するとこの積極策が的中し、サイドを中心に有効な攻撃が増える。

 押し込んでいた後半28分、途中出場のFW内村が相手陣内左サイド深くでボールを受け、戻るドリブルから右足でふわりとしたクロスをあげる。これをペナルティーエリア内で待ち構えていたのが頼りになる男都倉。C大阪DFを押しのける巧みな駆け引きから強烈なヘディング弾を叩き込み同点。ホームのボルテージが沸点に到達した。

 残り時間、押せ押せモードに入った札幌だったが、後一歩追加点には届かない。互いに白星が目指す激しい攻防で進み、終盤にはC大阪MF山口と清武のホットラインから決定的な場面を作られる。しかし間一髪、フリーの清武がシュートを打ち上げてくれ、1−1のままタイムアップ。昇格組同士の戦いは勝ち点1ずつの痛み分けとなった。

 今季初勝利とはならなかったが、都倉の得点以降、スタジアムが一体になった迫力ある展開は今後に期待を抱かせるものだった。

 次節札幌は、3月15日のルヴァンカップ(アウエー、ジュビロ磐田戦)を挟み、3月18日ホームの札幌ドームでサンフレッチェ広島と対戦する。

 (写真はいずれも3月11日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上写真/前半13分、C大阪MFソウザの左FKからの攻撃でDFヨニッチ(右から3人目)が、後ろを向いたままヘッドで流し込み先制ゴールを決める。札幌GKク・ソンユン


 上写真/前半13分、C大阪DFヨニッチの先制ゴールに喜んで走り出す選手たちに対し、ぼうぜんとする札幌GKク・ソンユン(25番)、左へMF兵藤、顔を覆って天を仰ぐFW都倉たち


 上写真/前半15分、ボールをキープする札幌MF宮澤(10番)に猛然と襲いかかるスペイン帰りのC大阪MF清武(46番)。清武はうまさは見せたが得点はならなかった


 上写真/前半25分、C大阪の左CKからの攻撃を懸命に防ぐ札幌の選手たち。札幌の今季初ホームゲームとあって2万人を超えるサポーターが詰めかけ選手を後押しした


 上写真/後半開始早々、左サイドを攻め上がる札幌FWジュリーニョ(7番)と連動して素晴らしい動きを見せたMF兵藤(6番)、後方にDF田中。C大阪の選手はMF山口(左から2人目)とスペインから戻ってきたMF清武(46番)、ともに日本代表選手だ


 上写真/後半28分、同点ゴールを決めた札幌FW都倉が雄叫びを上げながらベンチ方向へ走る。手前C大阪GK丹野、左途中出場した札幌MFマセード


 上写真/引き分けに終わりゴール裏サポーターにあいさつする札幌の選手たち。左端が主将のMF宮澤、右端同点ゴールを決めて引き分けに持ち込んだFW都倉


 上写真/ホーム開幕戦で熱い試合を見せた札幌の選手たちに温かい声援を送るサポーターたち。入場者数は2万1千人を超えた


 上:左側写真/後半33分、終盤の攻勢に選手を鼓舞する札幌の四方田修平監督
 上:右側写真/前半11分、選手を鼓舞するC大阪の尹晶煥監督

※北海道コンサドーレ札幌の四方田修平監督のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ公式ホームページ」バナーから、「エンタメ」ページの「試合レポート」でご覧いただけます。

■セレッソ大阪の尹晶煥監督のコメント
 「大勢の方々にスタジアムに足を運んでいただきましたが、勝てなくて残念です。でも、お互いに良い試合をしたと思います。われわれは追加点を狙うために、後半もっと攻撃的に行きましたが、追加点が取れず、失点したことは残念です。勝点3ではなく、勝点6の意味がある試合で、しっかり「3」を取れず残念に思います。今日、3月11日は忘れてはいけない日ですが、選手たちもそういう気持ちをしっかりと持って頑張ったと思います。次の試合も、良い試合をできるように頑張ります」

−−今節は攻撃陣の選手を入れ替えて試合に臨みましたが、手応えと内容についての監督の見方はいかがでしょうか?
 「狙い通りに試合を運べたと思います。狙い通り、両サイドを起点にできましたし、FWのハードワークもあり、そして、深いところまで動きを入れて、深いところで起点を作るところまで行ったので、良かったと思います。攻撃陣のそういう動きで、良いチャンスも作れたと思います。サイドバックが活発に攻撃参加できたので、それも良かったと思います」

−−今日の清武弘嗣選手のプレーはいかがでしたか?
 「良い選手だと思いました。良いチャンスも来ましたが、それをうまく決めることができずに残念なところはありましたが、もっといいところを見せられると思います。この選手が入ってくることで、チームにいい影響を及ぼすのだと感じました。これから試合を重ねていきますが、もっと自信を持って選手たちはやっていけると思います。清武選手1人の選手の影響は大きいと思います」

編集部 写真はいずれも石井一弘撮影