北海道コンサドーレ札幌ピックアップ情報

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1位と11位のNHK中継「勉強の時間」

22・09・20
 台風が鹿児島を襲った9月18日、J1リーグ第30節横浜F・マリノス(1位)と北海道コンサドーレ札幌(11位)の試合が日産スタジアムで行われた。
 
 突然ですが、NHKが「大暴れ台風」の真っただ中「マリノス対コンサドーレ」の実況を組んだ。北海道新聞はテレビ実況があると1面に「ホープの写真入り」で紹介する。18日の朝刊1面には無い。スポーツ面では「岡村果敢 首位に勝つ」の記事。

 これでラテ欄の「1時50分J1リーグ中継。中村憲剛が最新用語解説」。サッカー中継と台風注意報が「多」「字」で出るよ「悪しからず」。上出来、上出来!

 「え! 日産スタジアムでマリノス今季負けなし」、そうなんだ。本来のコンサドピックアップ記事は編集部に任せ、「憲剛の最新用語の解説」を見てやろう。
 
 スタジアムは2万余の観衆。台風の影響か=雨。

 中継のコメント。アナウンサーは小宮山晃義さん、2年前に川崎フロンターレで引退した中村憲剛氏が先生。質問者には声優の大鈴功起君。3人が試合を見ながらの「進行役」で、いくつかの事例は憲剛解説者の「発案」。会場は両軍の応援でいっぱい。内容は「見るだけ」。

 たまに憲剛先生が「今のは『デュエル』、1対1の決闘」。ボールを追いかける敵味方。陣取りをする2人。何しろサッカーで一番多い「競り合い」だ。

 次は『ポゼッション』。ボールの保持力。統計では札幌が3位。マリノス、川崎に次いでいる。やっぱり「パスサッカーなんだ」と功起君。

 縦パス、横パス、斜めパス。コンサド・ミシャの動き出しての「ナイスパス」。試合の方は20分過ぎ、札幌が優位。『ビルドアップ』が効いてきた。

 憲剛先生は、選手の配置図、青と赤。白いボールで「動き」を示し、分かりやすい。

 『ライン間』。相手との間合い。マンツーマン・外す・組み立てる。これも大事な「ボランチの役割」。

 『ダイアゴナル』のパス。対角線のパスと前後左右のパス。札幌は自然と中央から四角の4人に見られる。バドミントンではクロスショット。

 『ポケット』。両軍のゴールキーパーの両脇の空間。これも札幌が得意。マリノス、広島に次いで3位。金子、菅、ルーカス、青木、小柏らが飛び込む。

 最後はミハイロ・ペトロビッチ監督直伝の『ハイライン・ハイプレス』高い位置にDFまでも上がる「プレッシャー」。対するマリノスは攻撃回数、シュート、ゴールもリーグ1位と順位に現れている。試合内容は別記事で。
池田淳