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J1第22節(7月10日)、アウエー仙台で1−1のドロー

21・07・12
 仙台戦1−1の「御の字」は誤解

  引き分けは「勝ち点2」の損失だ


 ペトロビッチ監督が7月10日のゲームで、チームと選手は「よくやった」とほめたが、結果が「不満だった」。1週間の「休養を取って出直しだ」。「毎年ベストプレーヤーが育つが、いずれも放出された」。不満の原因は「経営者側にあり」とも見えるが? アウエーの引き分けは「御の字」ではなく、今回の相手には「勝ち点2の損失」と振り返った(「御の字」とは、通訳の日本語的な解釈か?)

 2021明治安田生命J1第22節のベガルタ仙台対北海道コンサドーレ札幌は7月10日午後7時から宮城県のユアテックスタジアム仙台で行われた。結果は1−1で、札幌の今季J1での成績は8勝5分け7敗で「勝ち点29」は順位を1つ上げて10位になった。

 試合は19時3分、西村雄一主審(49、東京都出身・審判のレジェンドと言われている)のホイッスルで札幌がキックオフした。観客は7千885人。曇り空ながら気温22.6度、湿度82パーセント。蒸し暑い。審判団はVARとアシスタント2人を加え6人。

 札幌はGK菅野孝憲、3バック田中駿汰−宮澤裕樹−福森晃斗。中央に駒井善成と高嶺朋樹。右ワイドにルーカス・フェルナンデス、左は青木亮太。2シャドーは右の金子拓郎と左チャナティップ。トップは小柏剛。スタメンは前試合通り。前節オウンゴールを呼び込んだ菅大輝は、この日も交代要員。控えのトップにジェイがしばらくぶりで入った。

 仙台は4−4−2でスタメンが1人代わっただけ。FW西村拓真に代わりフェリペ・カルドーゾ。監督は通算7年目の手倉森誠氏(53、今季V・ファーレン長崎から復帰)。4月24日J1第11節、札幌のホームゲームでは2−1で札幌が勝って、これまでの対戦は札幌の17勝12分け14敗と微差。札幌は宮澤が、仙台はMF松下佳貴がキャプテンマーク。

 前半2分、札幌が絶好のチャンス。左DF福森のふわりとした浮き球がゴール前へ。小柏はコントロール出来ずに仙台GKがボールをキャッチ。この2分後、4分に札幌ゴールが決まる。チャナティップ−金子−小柏と渡り、右ゴール際まで走り込んだルーカスが右足でシュート、「あっという間に」先取点を入れた。西村主審はVARで確認したがゴールは認められた。

 この後は札幌の一方的な攻撃が続いていたが、給水タイムの直後、31分、仙台の左サイドからの攻撃。FWカルドーゾからFW赤秀平に渡り、駆け上がったDF真瀬拓海がゲット。前半の内に同点とした。アディショナルタイムは5分もあったが、1−1のまま後半へ。


【監督のハーフタイムコメント】
■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメントはチーム発表なし

■ベガルタ仙台の手倉森誠監督のコメント
 「入りからエンジンをかけて、しぶとく戦うこと、どんどんサポートしてあげよう」


 後半は開始直後、仙台のFWが交代。札幌は30分にルーカスとFWジェイ。MF高嶺と荒野。35分にやっと菅が青木と代わって登場した。仙台は33分に札幌出身の中原彰吾が入り、中盤でボールを動かすが、シュート前のプレーがハンドの判定を受け「惜しかった」。

 その後、金子の混戦からのシュート、トップ下に入ったチャナティップの強烈なシュートが見られたが、得点に結びつかなかった。44分、金子とDF柳貴博が交代。アディショナルタイムは5分、札幌は最後のチャンスを菅とジェイで作り出す。46分、菅の左からのクロスにジェイがヘディングシュートを放つが枠を捉えられなかった。仙台も48分、中原が中央に浮き球。MF氣田がシュートするがGK菅野がキャッチ。後半スコアは動かず51分、1−1で終了した。

 シュート数は、札12−仙7CK札8−仙2 FK札11−仙13 PKなし。

 2021明治安田生命J1リーグ第4節北海道コンサドーレ札幌対ガンバ大阪戦は7月30日午後6時から、札幌厚別公園競技場で行われる


■北海道コンサドーレ札幌のペトロビッチ監督のコメント
 「我々が非常に多くのチャンスを作る中でなかなかそれを決められず、前半はもう何点か取れていてもおかしくないような展開で試合が進みました。その中で相手の少ないチャンスが得点となり、1−1のスコアで前半を終えました。後半も我々が主導権を持って多くのチャンスを作ったが、残念ながら今日はチャンスを得点にする割合が上がらなかった。

 選手は非常に良いゲームが出来ていましたし、内容的にも自分たちの狙いを出せていた。選手たちに「よくやった」と褒めてあげたいが、残念ながら引き分けという結果に関しては満足ではない。引き分けが御の字という結果ではなく、2ポイントを失ったという試合だったと思う。選手たちは厳しい連戦の中で良いゲームを見せてくれたが、引き分けという結果に関しては物足りなさがありました」


■ベガルタ仙台の手倉森誠監督のコメント
 「札幌に対して準備し、想定どおりの仕掛けを食らった中で、やはりミドル(中盤)の空間を取るパスの精度で、我々はそのプレーに反応が非常に悪かった。ゲームの入り方がもったいなく、その間に先制点を許しました。それでも前半のうちに1−1に追いついて、後半は一進一退のゲームを仕掛けてみせ、その最初がなければ勝てたかもしれない。でもほかにもピンチがあった中で、負けていたかもしれないゲームです。ホームでの3連戦目でしたが(勝点)1にとどまったことに対しては、非常に悔しい思いです」
池田淳