北海道コンサドーレ札幌の王道と遍歴2021年11月号

ペルソナ
「PERSONA」本来は仮面の意
人格や人それぞれを示す場合もある
キリスト教の父と子と聖霊の意味も
三位一体は北海道コンサドーレ札幌
監督と通訳プラスHDコーチの存在
最後に来て某テレビ局の抒情は無い

コンサドーレのペトロヴィッチ監督
「イバラの道」を歩んでいると見る
楽しんでいるというと「残留決定」
5年目を迎えることが決まった今日
「笛吹けど踊らず」はペルソナ物語
2人のエースを失ったが仲良し劇場

FWの2人アンデルソン・ロペスと
鈴木武蔵ベルギーへ行ったその後は
得点源を失った痛手は大きいと思う
しかし若手のFW小柏剛や青木亮太
世界の趨勢に合った若返りができた
そのために愛称ミシャの必死の手腕

今は作戦通りの勝ち点は取れてない
世界のサッカー界が待望している姿
ベテランから若手への受け継ぎ盛ん
コンサドも高校生プロの誕生に期待
最後にチームの三位一体を考えよう
ロマンティックなペルソナを見たい
コンサドーレ札幌の王道と遍歴
 上写真/J1第34節湘南戦前半25分、飲水タイムに選手たちに指示を出す札幌のペトロビッチ監督、右で四方田ヘッドコーチも耳を傾けている、35番はFW小柏、4番はMF菅。11月3日、札幌ドーム、撮影・石井一弘
コンサドーレの王道を拓く
コンサドーレが5年目の監督に誓う事 J1とルヴァンカップを目指して鍛える
 最近の北海道コンサドーレ札幌の成績◯●△△△。J1順位表を見ると12位(11月8日現在)。イレブンの11日に発信する「北のサッカーアンビシャス」。1996年Jリーグに加盟したコンサドーレ札幌を25年間追い続けてきた記者とカメラマンの物語でもあり、明日を見据えてコンサドを造った故・石水勲氏の冥福を祈る「一筆啓上」でもある。
 さらに北海道にサッカーを根付かせた北海道学芸大学の原崎正先生から、サッカーを教わり、札幌大学のサッカー部を造り「日本に初のブラジル選手を受け入れた」。まさにサッカーオンリーのサッカーマンとその親族の取り巻き。
 コンサドの長期滞在監督、トップになるミハイロ・ペトロビッチ監督は、語り継がれる「歴史の中の一員になれるだろうか」。
 2002年。日本と韓国が共催してW杯大会を開いた。布石としては1998年フランスW杯に、初めて出場したJAPAN監督・岡田武史氏の功績にもかかわる「札幌に岡田あり」。凄い歴史を抱えた札幌。誰が付けたか「北海道とともに世界へ」。すべて「詳細は読者に届けてある」。
「月刊コンサドーレ」の表紙を飾った男
 ミシャが日本に来たのは2006年、サンフレッチェ広島のドン・今西和夫氏が各界の要望で手繰り寄せてきた。昔の東洋工業がありサッカーの改革を目指した。結果は出なかったが、現JAPAN監督の森保一氏を生み出している。最近「保一はちょっぴり優しさが先行」。
 ミシャは2012年に浦和レッズに移籍。2016年「ルヴァンカップ優勝」。2017年7月に解任されるが、選手らは堀孝史監督のもとACL優勝を果たしている。
 そして札幌。2016年は四方田修平監督がJ2優勝。17年はJ1で浦和と対戦をしている。札幌ドームで札幌に敗れ、地下の通路で、私と「堅い握手」。何の相談もなく翌2018年、札幌の監督に指名された。
 追うように浦和に居た駒井善成が札幌に入団。ミシャの意を徐々に反映したトレンド(趨勢変動)で、19年のルヴァンカップ決勝。川崎フロンターレに挑んだが、PK戦の末・準優勝。札幌に移籍して4年、29歳にして「注目の人」に。今月の道新スポーツの「月刊コンサドーレ」の表紙に登場した。
コンサドーレの無かった昔
 少年サッカーは、1979年に誕生したSSSがクラブチームの草分けだった。札幌大学の柴田勗先生の「サッカーファミリーたち」が、幼児−小学生−中学生を対象とした「教室」を運営、ブラジル流の科学的に分析した「本物の指導」が、北海道の育成を変えた。スポーツ少年団が華やかだったころだ。元祖は、浜中得一氏(故人)が、札幌に仕事で移動した「サッカー経験者」と「昔取った杵柄」で、「札幌ウィリーズ」がサッカー専門の子どもたちのチームだった。しかし、校下のスポーツと「学校ぐるみの取り組み」が盛んになり、終止符。 
 その後クラブチームが隆盛の時代となり、後追いでコンサドーレの下部組織が形となった。それぞれのサッカーOB・OGたちは、中学、高校プレーヤーの中心を成し、存在感を確かなものにしている。
 本紙・「北のサッカーアンビシャス」が、スポーツくじtoto発祥のころ、紙面を割いて「予想」を書き込んで、一世を風靡。totoの売り上げから地域の総合型スポーツ団体に助成され、北海道のサッカー環境も大きく向上した。詳細は、本誌が出版した「100万円も借りられなかったNPOが、街クラブ日本一の施設を造った奇跡の物語」で。人工芝グラウンド、夜間照明、クラブハウスなど、至れり尽くせりの「サッカー専門の施設」が見る人をびっくりさせている。
昔の選手が新聞、雑誌、テレビに登場
 一番年上は平川弘(56、神奈川県、元日本代表、DF)。道新スポーツの「ゲキ辛ゲキペン」。新聞は曽田雄志(43、札幌市出身、FW・DF)と吉原宏太(43、大阪府出身、元日本代表、FW)。その他・野々村芳和社長(49、静岡県出身、MF)も登場する。
 最近は新型コロナウイルス対策で、直接はなかなか会えない。新聞紙上やテレビ、ラジオ、講演会の録画、録音。平川氏は「プレーに直接ものをいう。最近はルーカス・フェルナンデスのボール扱いに注目」。曽田氏は「勝ち負けの分析。結構厳しい」。宏太は「選手個々のハートの問題が面白い」。DAZNの解説者としても活躍している。社長は「選手の若返りに注目。最近お金の話はしない」。
 最後はペトロビッチ監督。冒頭の◯●△△△について「当然勝利を望む。だがこれからは、せめて△までが望み」。今後の希望は「やはりACLとルヴァンカップ狙い」。
 「黙して、朗報を待つ」。
                                 (池田 淳)