北海道コンサドーレ札幌の王道と遍歴2020年10月号

プロセス
「Process」過程から顛末まで
結果を得るまでの歩みを紐解く手順
スポーツの在り方を対峙すると深い
手順は過程から経緯いきさつと顛末
北海道コンサドーレ札幌の低迷の謎
得点と失点の差があまりにも大きい

これを「類語対比表」で比較すると
1・過程から 2・の経緯 3・のいきさつ
4・顛末まで〇×で検討材料があるよ
サッカーの場合は団体競技でチーム
個性そのものは表面には出しにくい
だが個の力の集大成がチームプレー
 
「類語対比表」で回答を見てみよう
全て〇は新婚さんの結婚の経緯説明
サッカーの試合ではそうは行かない
ペトロヴィッチ監督は見事な結論だ
野々村社長「武蔵の代わり」金なし客席のサポは無言でのチャチャチャ

我が蹴球のプロセスは顛末に至らず
GK中野(過程の段階)川口・楢崎
DF田中(いきさつ)で宮本か井原
MF高嶺(経緯)分析は四方田HC
FW小柏(顛末)点取り屋の宏太か
ミシャ監督はアンカー森保に幸あれ
コンサドーレ札幌の王道と遍歴
 上写真/後半31分、札幌MF金子(30番)が湘南MF田中(32番)、梅崎(右)の間を切り裂くようにドリブルで突進する。10月10日、札幌厚別公園競技場、撮影・石井一弘
コンサドーレの王道を拓く
みんなミシャ監督を信じて戦おう
 2020年10月3日コンサドーレのJリーグ第20節ホーム札幌ドームで、「驚いた」。GKを含めスタメンに、大学在学中の「Jリーグの特別指定選手」2人と大卒3人組が登場した。ドーム中段の記者席(北海道日本ハムファイターズと同じ)は、ちょっぴり「動揺した」マスク姿の顔があった。記者席は、「札幌志向」のGK中野小次郎(21=法政大学在学中、200センチ90キロ)には「にやりと笑って」うーん! 「すごい選手は」に金子拓郎(23=埼玉県出身・日本大出)を挙げたり、道新発行の「月刊コンサドーレ10月号」では、日本代表の田中駿汰(23=大阪府出身、大阪体育大学出)の特集を組んでいる。その中で「大学の監督から、ミシャ監督がすごい指導者だと聞かされていました」と言い、「ミシャさんの指摘は的確で、ダメだしも、うなずける」。この言葉通り、チーム内の「ミシャ再発見」が強くなったようだ。
ペトロビッチ監督のプロセス
 Mihailo PETROVIC督督が広島に降りたったのは2006年。望月一頼監督から6月に引き継いだ。
 ここで2011年まで、「ブラボー」の日本での「苦闘」が始まる。サンフレッチェ広島の07年J2降格時もペトロビッチ監督の「継続」を選択、1年でJ1昇格、駒野友一を広島から初のJAPAN代表W杯本大会出場に送り出した。さらに、日本で初の3−4−3のシステムを披露。GK西川周作DF槙野智章MF柏木陽介らを育て、時にはワントップ、さらに3ディフェンスで、その前はMFで駆け引きする「可変システム」の原型を産み出した。
 2011年広島を5年7か月で去る。2012年からは現JAPAN監督の森保一監督の時代が2017年まで続いた。愛称・ミシャ監督の広島でのタイトルは、08年の富士ゼロックス・スーパーカップ優勝だけだった。
 浦和レッズに2012年から17年まで、6シーズン監督として就任する。広島時代の西川、槙野、柏木に、MF阿部勇樹、宇賀神友弥、梅崎司、FW興梠慎三、のちに札幌に来る駒井善成は16年来の「秘蔵っ子」。「プロセス」から言うと「2・経緯 3・いきさつ」の時代だと思う。槙野は広島時代11年から約1年ドイツのケルンに移籍、12年から浦和の全盛時代?をミシャ監督と担うが、監督は17年7月解雇される。7月29日午後2時から、札幌ドームでのコンサドーレ戦、0−2で敗退。地下2階の選手・関係者出入り口。取材に向かった私に、ミシャの方から「Hande・druck」(ヘンジ・ドゥルック=握手)を求めてきた。20歳も年下の息子が何かを「訴えたい顔」を、見ていたようだ。
集大成の時が来たのか
 札幌で再会した2018年、北海道コンサドーレ札幌は、J1昇格と札幌をアカデミーから指導してきた四方田修平監督の時代だった。まだ雪の深い1月、ミシャは、広島からの通訳、杉浦大輔コーチを伴っていた。浦和では「調宮神社」の正月参拝、繰り出した元旦の国立競技場の天皇杯決勝のなど、話は尽きなかった。ミシャは監督、四方田はヘッドコーチ(HC)で決まったと、安堵の胸を下した。決心は「北のサッカーアンビシャス」は続ける。「北海道から世界へ」をモットーに、サッカー関係者の向上、チャイルド男女、小・中・高校生のレベルアップ。大学、社会人、男女の格差のない上達を願う 、絶好のチャンスを感じた。
 ペトロビッチ監督(62=セルビア出身、国籍オーストリア)が2018年に就任、チームは4位だった。19年はFW鈴木武蔵、アンデルソン・ロペスが新加入。ジェイと共に得点力が増し、54得点。ルヴァンカップ決勝、川崎フロンターレにPK戦の末敗れた。Jリーグの成績は10位で、憤懣(ふんまん)やるかたないシーズンになった。
 2020年は2月の第1節を終わった2月。新型コロナウイルスのまん延で「一旦中止」。7月に再開したが、1週間に2試合、中2日の強硬スケジュールで、ルヴァンカップは、準々決勝で横浜F・マリノスにPK戦で敗退。天皇杯もJ1から2チーム、J2、J3各1チームの変則スケジュールで現在の13位では可能性はない。
降格なしのリーグを考察
 現在戦っているJリーグは、J1が18チーム。J2−22チーム、J3−16チーム。村井満チェアマンは「降格や入れ替え戦の予定は無い」という見解を発表した。そこで考えられるのは、各チームの今後の取り組み方。この中で問題になるのはベスト3のACL(AFCチャンピオンズリーグ)の出場権。
 イレブンの日10月11日現在は、1位:川崎フロンターレ勝ち点59、2位:FC東京同44、3位:セレッソ大阪同42。4位:ガンバ大阪同41、5位:名古屋グランパス同39、6位:横浜F・マリノス同37、7位:柏レイソル同36、8位:鹿島アントラーズ同36。ついでに15位から13位に浮上した北海道コンサドーレ札幌は勝ち点21。詳細はJ1からJ2への降格は無い。
新陣容は?各関係者の見方
 9月26日と10月3日の選手起用の反響を「神戸戦はコンサドーレOB曽田雄志さん」、「仙台戦は平川弘さん」に、「鈴木武蔵の移籍は野々村社長」の意見をまとめてみた。
 まず神戸戦は9月26日、アウエーの神戸戦「札幌は平均年齢24歳と若い布陣。序盤から意識して、攻撃的にプレーした。FW小柏が下がってボールを受けたり、背後を狙って、スピードを生かした攻撃はよかった。しかしイニエスタのシンプルなパス回しに崩され、失点した。0−4と大敗したが、選手個々ではペトロビッチ監督が目指す戦術が浸透してきたが、時間をかけた練習でもう少し完成してほしい」。(曽田氏は筑波大出身、DFからFWでも活躍した)。
 仙台戦は10月3日札幌ドームで行われた。「この日も大卒ルーキー3人と特別指定選手2人(在学中)を入れた近未来型メンバー。先発平均が24,3歳とペトロビッチ監督の再挑戦か。1得点を先制しながら、後半に短時間で3失点は、右サイド金子が突破され、2失点。もう1点はセットプレーから田中が相手に振り切られた。(それでも2点を挽回)、このメンバーでもやれそう。降格のないこともあり、監督の思い切ったトライに自信が付きそう」(デンさん、もう55歳になったか。コンサド結成時のDF。元日本代表)
 「野々村流」は道新の9月30日スポーツ面の(株)コンサドーレ社長のコラム。見出しは「戦術信じトライし続けろ」。鈴木武蔵が8月ベルギーの1部ベールスホットに移籍して、野々村社長のコラムにはじめてお目にかかった。「クラブとして得点できる選手を用意できていないことも不調の原因です。予算規模も含め、クラブにまだまだ本当の力が足りていないことです。」これをヒントに私は思う。今いる選手で武蔵の真似事をできる選手はいないのか。白羽の矢は「金子です」。真似事百回、まだまだ千回で己のものに。1年でJ1復帰をした札幌の元監督、三浦俊也氏は、午前−午後の練習。午前はビデオを見て、反省。午後は「できないものの反復練習」。結果はあまりよくなかったが、ヒントは「午前−午後練習」。(シュートの確率が悪い。これは練習以外にない)。
(池田 淳)