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J2第3節(3月21日)新戦力の活躍で今季初勝利を飾る!

10・03・21
 コンサドーレ札幌は、3月21日、栃木SCとアウエー(栃木県グリーンスタジアム)で戦い、新戦力の活躍で1−0と今季初勝利を飾った。
 
 勝利の立役者は、FW近藤祐介(25)、MF内村圭宏(25)、DFの藤山竜仁(36)の新加入トリオ。近藤は、体格を生かし前線の起点となり、内村は、DFと1対1の勝負から左足で決勝ゴール。藤山は粘り強い守備で完封に貢献した。

 一方で心配なのはFWキリノ(25)。前半19分、内村のゴールをアシストはしたものの、まだ本来のコンディションではない。石崎信弘監督(52)も長い時間我慢して使っているようだが、すでに前線の核となっている近藤、本来のFWの内村、そして、常に100%で戦える中山雅史(42)も居る(若手の上原、横野も)。初ゴールまで時間がかかるようだと、コンビの見直しもあるか。
 
 試合全体で見ると、札幌がシュート9本、CK1回、栃木が11本と4回。数値的には互角だったが、セカンドボールへの対応で札幌が優位に立ち、決定的なシュートも多かった―その決定的な場面で決めきれず、2点目が奪えなかったのは変わらぬ課題だが―。しかし、3戦目にして新戦力と連携が取れているのは間違いなく、これは昨季の積み上げがあってこそ。次節にも期待の持てる完封勝利だった。
 
 次節は、3月28日、札幌ドームでファジアーノ岡山と対戦する。ホーム開幕戦となった第2節福岡戦0−3の悔しさを忘れさせる戦いが必要だ。
 
矢田 からす