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株式会社コンサドーレ定時株主総会を開催

20・05・11
 いまだJリーグの再開時期は定まらない中、北海道コンサドーレ札幌を運営する株式会社コンサドーレが4月24日に定時株主総会を開催。今回は新型コロナウイルスの影響で、急遽Web形式で取り行われ、モニター上に映し出された野々村芳和社長が議長となり、決議事項を進めた。

 2020年1月の決算期で、売上高はYBCルヴァンカップで決勝進出を果たすなど好影響もあり、前の期より20%増の35億円となった。しかし、強化費の上昇や、新規スポンサー獲得などは計画通りとはいかず、1億4千900万円の最終赤字を計上。J1で4位と躍進した前の期は赤字が1億6千500万円となっており、2期連続のマイナス決算となった。

 ペトロビッチ監督体制3年目の飛躍を目指した今季だったが、Jリーグの再開目途が立っておらず、計画していた収支バランスも大きく崩れることが予想される。

 野々村社長は、「すぐにではないが、最悪の想定をすると、10月頃にはキャッシュの問題が出る可能性がある。Jリーグや銀行からの借り入れなども検討している」と、リスクヘッジも落ち着いて説明。「間違いなく赤字幅は増えるだろうが、前に進めるようにやっていきたい」と、モニター越しに強い決意でまとめた。


 上写真/4月24日、Web形式の株主総会で議長を務めた株式会社コンサドーレ野々村芳和代表取締役社長CEO
編集部