上写真／ミーティングを行う北海道コンサドーレ札幌の監督・選手・スタッフたち。（写真はいずれも４月３日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場、撮影・石井一弘）

　
　北海道コンサドーレ札幌は、選手一同より４月〜９月（６か月間）の報酬の一部を返納する申し出を受け、宮澤裕樹キャプテンを中心とした選手たちからのメッセージを４月６日に発表した。

■北海道コンサドーレ札幌の選手一同からのメッセージ
　「私たち北海道コンサドーレ札幌に所属する選手は、北海道への貢献を考えて活動しているクラブに賛同し、日頃のトレーニングはもちろん、地域貢献なども含めて所属選手として活動しています。新型コロナウイルスの影響が大きくなり、改めて様々な方々に支えていただいて、選手活動が出来ていることを実感しています。

　同時に、このような状況だからこそ、いつも以上に支え合わなければならないと感じています。新型コロナウイルスによるクラブへの影響も大きくなる現在の状況を鑑み、我々北海道コンサドーレ札幌の選手一同は、クラブに対して支援することを全選手合意の下、決めました。その先にある北海道への支援につながると考えたからです。

　現在も公式戦再開のめどが立たず、この状況はしばらく続くかもしれませんが、今後はさらにクラブと一体となり、新型コロナウイルス感染症の危機克服につながるような地域・社会貢献などについても、出来ることを一つずつ実施していこうと思います。

　難しい状況ですが、いつも以上に仲間や周囲の人のことを思いやり、コミュニケーションをとり、一人ひとりが出来ることを実践して、みんなで乗り越えていきましょう」

　上写真／負傷が癒えてキャプテンＭＦ宮澤（右）が元気に全体練習に合流。キャプテンを中心に選手からメッセージを送った。中央はＦＷ菅、左端後ろ姿はＭＦチャナティップ