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“新”国立競技場の開幕試合 第99回天皇杯決勝

19・12・24
天皇杯・鹿島と神戸が決戦

 「正月恒例の天皇杯サッカー決勝」が新装となった国立競技場で2020年元日に行われる。元号が「令和」になり、生まれ変わった国立競技場で「伝統の大会は99回目」。

 1958年に開場された旧国立競技場の建て替えのため、第94回大会から第98回大会までの決勝は日産スタジアム(神奈川県)や市立吹田サッカースタジアム(大阪府)などで行っていた。昨年は埼玉スタジアム2002で行われたが、今回、スポーツ大会としては「初のお目見え」となる「記念の大会」として名を留める。

 大会は「天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会」。すでに準決勝までは終わっており、決勝進出のJ1リーグ3位の鹿島アントラーズと同8位のヴィッセル神戸が対戦する。
 
 天皇杯の準決勝は12月21日午後2時から、ノエビアスタジアム神戸で神戸対清水エスパルス戦が行われ、エースでキャプテンマークを付けたイニエスタの先制でゲームを支配し、3−1で初の決勝進出を決めた。

 もうひとつのゲームは、同日の午後4時から6度目の天皇杯優勝を目指す鹿島のホーム・茨城県立カシマサッカースタジアムでJ2・12位のV.ファーレン長崎と対戦、追いすがる長崎を3−2で退け、3年ぶりの決勝進出を果たした。スタンドには、スポンサーの「ジャパネットたかた」の会長の姿も見えた(もう少しですよ)。

 これより先の12月29日には、NACK5スタジアム大宮で「皇后杯JFA全国女子サッカー選手権大会決勝」が行われる。常勝のなでしこリーグ1部1位の日テレ・ペレーザと同2位の浦和レッドダイアモンズ・レディースが対戦する。

 皇后杯の準決勝は12月22日午後3時からNACK5スタジアム大宮で行われ、浦和とINAC神戸レオネッサ(なでしこ1部3位)が対戦。浦和が3−2で神戸を退けた。

 第2試合は午後6時から同会場で行われ、なでしこ2部のちふれAS埼玉(狭山市)と3連覇を目指す日テレの間で行われた。降雨の中、熱戦を繰り返し、1−1の同点後はほとんど互角の戦い。やはり試合慣れした日テレが延長前半で加点、2−1で勝ち進み、決勝にコマを進めた。
池田淳