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コンサドが冬のスポーツへプロジェクト

19・12・11
 上写真/来年のジャンプ大会のポスターを手に「大きな夢」を語り合う中田局長(左)と三上GM(中央)高橋氏(右)


2030冬季五輪・パラリンピックだ

 スキージャンプの葛西紀明選手を中心にウインタースポーツの振興と発展、普及を図ろうとプロジェクト構想が営まれている。札幌市と(株)コンサドーレの間では、すでに2030年冬季五輪、パラリンピックの誘致も兼ねた「ウインタースポーツの普及振興に関する連携協定」を結んでいる。さらに国際都市化している後志管内俱知安町が、30年を見据えて「スキー会場を誘致している」報道もある。

 今回(12月7日に行われた記者発表)の協定は「ウインタースポーツスペシャルプロジェクト実行委員会」と言う名前は長いが、今のところ内容が分からない人の集まり=委員会。

 コンサドーレのノウハウが、頼りのようだ。無から有をつかんだサッカーの誘致活動は並大抵ではなかった。「道内35万人の署名」や「誘致先はどこが良いか」。生みの苦しみも知っている。

 札幌市の中田雅幸スポーツ局長、コンサドーレの三上大勝取締役GM、(株)エリオアパレル執行役員・高橋勇子氏が張り切っているように思えた。委員長は葛西氏で「海外遠征中」という。

 近間の話では、「何しろジャンプを見に来て欲しい。見て楽しむスキージャンプは来年1月」にあるという。ポスターを手に委員会のメンバー3人が張り切っていたが、事務局や連絡先を早く決めないと、「暑いから札幌でマラソンを」というようなことになっては、世界からは、相手にされなくなる。

 かの1972年札幌冬季五輪の時、北欧の選手がソウルの金浦空港で降りて、日本を探した話。「北海道より札幌の方が分かりやすい」など。この年、ドイツのミュンヘンで同年にオリンピックが開かれた。ビールの名所「ミュンヘン札幌ミルウォーキー」で札幌は有名になった。あれから「またウインターを知ってもらわなくてはならない」委員会が出来るのですね。
 
池田淳 photo・jun