今回の“プロカメラマン石井一弘の目”は１１月２日に行われたＪ１リーグ第３０節北海道コンサドーレ札幌対名古屋グランパス戦での試合終了間際のシーンの紹介です。

　試合終了４分前の後半４１分、札幌はＭＦルーカス・フェルナンデスが３点目を決め、なお「行け行けムード」。

　後半４５分、ＤＦ福森の右ＣＫからの攻撃、撮っている時はＦＷジェイ（４８番）か誰かが触ったようにも見えた。結果的には誰も触れないまま、ゴールラインを割った。

　ボールはそのままカーブを描いてカメラマン席に向かって飛んできた。選手はボールを見ているのだが、集まった視線は、まるで私がにらみつけられているような錯覚に陥り、一瞬『ギョッ』とする。

　上写真／選手は左から名古屋ＦＷ長谷川・アーリアジャスール（９番）、札幌ＭＦ宮澤、中央左札幌ＦＷジェイ（４８番）、その下名古屋ＧＫランゲラック、右へＭＦエドゥアルド・ネット、ＦＷジョー、ＭＦ米本（２番）、ＤＦ宮原
　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　（写真は１１月２日、札幌ドーム、撮影・石井一弘）